「荷為替手形」の版間の差分
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買主は、代金を支払わない限り(あるいは荷為替手形を引き受けない限り)船積書類を入手できないので、代金の支払いが担保される。
荷為替手形を利用した貿易取引は、[[信用状]]を利用すれば最も確実になるが、輸入者側の事情により信用状を利用できない場合は、[[手形支払書類渡し]] (Documents against payment: [[D/P]]) か、[[手形引受書類渡し]] (Documents against acceptance: [[D/A]]) 決済を利用することとなる。D/Pは輸入者が銀行に代金を支払うことにより、D/Aは輸入者が手形を引き受けることにより、船積書類を入手することができる。 D/P、D/A決済は、銀行による保証がないことから、信用状取引に比べてリスクを伴う︵特にD/Aは、輸入者が引受後に不渡りを出した場合は回収不能となる︶。そのため、D/P、D/A決済が用いられるのは、主として現地子会社など信用に問題がない場合が多い。中南米では商慣習上D/P、D/A決済が多いが、その場合は[[貿易保険]]︵輸出手形保険︶を付保するなどの措置をとる。 |