連句

俳諧より一句形式を除いたもの

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連句の様式、式目

 総数の違いと、それを数ブロックに分ける数と量の違いにより、伝統的な連句の形式には、それぞれの名称があり、よく作られるものは、歌仙(36句)と半歌仙(18句)であるが、総数のみいう形式とは別に様式という場合、作する方法や句の取捨する規範など(式目と称するもの)まで含めていうことが出来る。ただしこうした伝統的な擬連歌連句は、いずれも殆ど様式(式目)に大きな区別はない。主なる式目は、春夏秋冬の季の句数で、春秋三句以上連ねること、夏冬句は一、二句なこと、各ブロックに月の句ないし花の句を配り置くこと、前句の前(これを打越という)と同趣意や用語を禁じたり嫌ったりすること、遠くに詠んだ句であってもそれはきつく忌避される(輪廻という)。その他心得的なものは一通りでない。

伝統的連句




1960︿2006

現代連句


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現代連句 の現状と将来

 俳句人口が3~500万人と言われる[要出典]のに対して、連句人口は数千人と規模が小さいとされている。[要出典]或る程度の経験を積めば、その即興性や緊張感、また複数吟者の吟ずる相乗効果などから、連句の面白さの虜となり得るが、複数人が集まって座を形成しなければならないことや、俳句に比べて伝統連句の場合、ルール的なものが複雑なこと等からくるハードルの高さやマンネリ傾向の嫌いなどが、連句人口の増加を妨げていると推測される。  上述の文学的意義の充足を目して、連句文芸の復興(連句ルネッサンス)に賭けるならば、現代連句が目指している式目離脱の完全自由なものにならざるを得ない。またそれこそ、日本のみならず、世界の人々も楽しみ普及もする文芸としての連句の姿であろう。

現代連句 の参考文献

  • 現代連句入門(連句ルネッサンス)併せて俳諧新歳時記 俳諧文芸考究会 中尾青宵 ISBN 978-4-9905980-0-6