「RSウイルス」の版間の差分
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|画像 = [[Image:Respiratory Syncytial Virus (RSV) EM PHIL 2175 lores.jpg|250px]]
|画像キャプション = RSウイルスの電子顕微鏡像
|レルム = [[リボウィリア]] {{Sname||Riboviria}}
|界 = [[オルソルナウイルス界]] {{Sname||Orthornavirae}}
|門 = [[ネガルナウイルス門]] {{Sname||Negarnaviricota}}
|亜門=[[ハプロウイルス亜門]] {{Sname||Haploviricotina}}
|綱 = [[モンイウイルス綱]] {{Sname||Monjiviricetes}}
|目 = [[モノネガウイルス目]] {{Sname||Mononegavirales}}
|科 = [[
|属 = [[オルソニューモウイルス属]] {{Snamei||
|種 = '''
}}
'''RSウイルス'''({{Lang-en-short|''respiratory syncytial virus''}})は、[[
遺伝子配列は決定されていて、A型とB型の2つの型に分類できる。ウイルス株間での差違は大きい。
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== 臨床像 ==
RSウイルスは、成人で[[免疫不全]]の有る場合や乳幼児では劇症化し[[気管支炎]]・[[肺炎]]などの原因になることもある<ref>{{Cite web 日本では、11月から1月にかけて冬期の流行が多く報告され、熱帯地域では雨期の流行が多いとされている。乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50〜90%を占めるとの報告がある<ref name="idsc"/>。1歳までに50〜70%以上の新生児が罹患し、その1/3が下気道疾患を起こすと報告されていて、3歳までにほぼ全ての小児が抗体を獲得する<ref name="idsc"/>。母親からの抗体では、感染が防げない。くり返し感染発症しながら徐々に免疫を獲得する<ref name="yokohama"/>ので再発しやすく、徐々に軽症化する。 生後4週未満では感染頻度は低いが、感染し発症した場合に呼吸器症状を伴わない非定型の症状となることも多く、誤診および発見の遅れに 感染力および増殖力は強く、飛沫と接触感染の両方で感染し、発症前の潜伏期にも周囲の人を感染させる。小児は症状が消えてから1〜3週間後も感染力を失わない<ref name="yokohama">[http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/rsv1.html RSウイルスによる気道感染症およびパリビズマブ︵シナジス︶について] 横浜市衛生研究所 感染症・疫学情報課</ref>。このため保育園や学校、病院の入院病棟、老人ホーム、家庭内などでの集団感染へつながりやすい。治療薬も存在しないため通常は症状抑制や栄養補給などの支援療法しかなく︵ただし米国ではC型肝炎向けの抗ウイルス製剤が吸引薬として認可されている︶、院内での集団感染においては[[コホーティング]]や遠隔個室移送などの隔離策が採られる。眼および鼻などの粘膜からも感染すると考えられていて、通常の鼻と口を覆うマスクでは効果はないとされている<ref name="idsc">[http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_22/k04_22.html RSウイルス感染症] [[国立感染症研究所]]感染症情報センター</ref>。 40 ⟶ 43行目:
== 治療 ==
対症療法が主体とな
=== 発症抑制 ===
重篤な下気道疾患の発症抑制を目的として、[[分子標的治療薬]]の一つである、抗RSウイルスヒト化[[モノクローナル抗体]]製剤の[[パリビズマブ]]を用いる。<br>
商品名が「シナジス」であることから、RSウイルス感染症が流行する秋から春にかけて、月1回の筋肉内注射を継続して行うため、小児科に「シナジス外来」が開設される<ref>[https://www.nms.ac.jp/hosp/section/paediatrics/guide/outpatient009.html シナジス外来(季節限定)] 日本医科大学付属病院</ref>。
{{seealso|パリビズマブ}}
==ワクチン開発==
{{更新|date=2024年3月|section=1}}
2018年現在、認可されて臨床応用されているワクチンは存在しない<ref>{{ == 脚注 ==
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== 外部リンク ==
*[
*[
*[https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html RSウイルス感染症Q&A] - 厚生労働省
*[http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/rs.html RSウイルス感染症] - 愛知県衛生研究所
*[https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/23-小児の健康上の問題/乳児と小児におけるウイルス感染症/rsウイルス(rsv)感染症とヒトメタニューモウイルス感染症 RSウイルス(RSV)感染症とヒトメタニューモウイルス感染症] - MSDマニュアル
{{Medical-stub}}
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{{気道感染}}
{{デフォルトソート:ああるえすういるす}}
[[Category:RSウイルス|*]]▼
[[Category:パラミクソウイルス科]]
[[Category:風邪]]
|