「TBSラジオ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
68行目:
|特記事項 = [[2000年]][[3月21日]]、株式会社東京放送︵TBS、現‥株式会社[[TBSホールディングス]]︶のラジオ番組制作・営業を目的に分社設立。<br />[[2001年]]︵平成13年︶[[10月1日]]、東京放送から中波ラジオ放送免許を承継。<br>番組宛の[[日本の郵便番号|郵便番号]]は107-8066<br />[[2020年]][[9月29日]]から[[ファクシミリ|FAX]]番号を統一。 }}
'''株式会社TBSラジオ'''︵ティービーエスラジオ、{{Lang-en-short|''TBS RADIO,INC.''}}︶は、[[TBSホールディングス]]の[[連結子会社]]で、[[広域放送#中波放送|関東広域圏]]を[[放送対象地域]]とする[[中波放送]]︵AMラジオ放送︶事業を行っている[[特定地上基幹放送事業者]]である。[[ラジオネットワーク]]、[[ジャパン・ラジオ・ネットワーク|JRN︵Japan Radio Network︶]]の[[キー局]]である。 略称は厳密には存在してはいるが、[[ラテ兼営#概要|ラテ兼営]]時代の通称かつラジオ分社以降の呼出名称(コールネーム)でもある現社名かグループ会社(兄弟会社)の[[テレビ]]単営局[[TBSテレビ]]共々'''TBS'''と表記される場合が多いため、略称が用いられる場合は滅多にない。
84行目:
その後、TBSグループの再編があり、東京放送から社名変更した[[TBSホールディングス|東京放送ホールディングス]]︵TBSHD︶傘下に、テレビ放送事業者である[[TBSテレビ]]︵当社同様、テレビ番組制作会社から事業転換︶と、ラジオ放送事業者である当社が置かれる体制へ移行した。実際はテレビ・ラジオ両社は勿論[[BS-TBS]]<ref group="注釈">TBSグループの放送持株会社移行時点では既にTBS放送センターに入居済みであった。</ref>も[[TBS放送センター]]内に本社・演奏所を置く、アナウンサーが後述の理由で3波共通、スタジオも一部共有するなど、実質的には従前のラテ兼営局と同然の運営体系を取っている。それでも会社が別である以上、3社それぞれが[[日本民間放送連盟]]の会員となっており、民放連でも﹁TBSテレビ=地上波テレビ単営﹂﹁TBSラジオ=ラジオ単営﹂﹁BS-TBS=BSテレビ単営﹂として扱われている<ref group="注釈">なお放送事業者ではなくなったTBSHDに会員資格はないため、持株会社化と共に会員資格をもTBSテレビに承継する形で退会済。</ref>。 [[ラジオネットワーク]]、[[ジャパン・ラジオ・ネットワーク|JRN(Japan Radio Network)]]の[[キー局]]であり、対抗となる[[全国ラジオネットワーク]](NRN)のキー局である[[文化放送]]や[[ニッポン放送]]とは異なり、[[1986年]](昭和61年)秋の改編における『[[ハローナイト]]』から、一時期ぶれこそあったものの、聴取者層の年齢をやや高めに設定したアダルト路線をとってきた。年に6回実施されている[[聴取率]]調査([[レーティング]])において、TBSラジオは「[[首都圏 (日本)|首都圏]]で一番聴かれているラジオ局」として、2001年(平成13年)8月調査分以来首都圏におけるラジオ[[聴取率]]トップを維持している([[#聴取率|後述]])。連続首位を達成している背景として聴取率の調査対象者が2001年(平成13年)10月期より69歳まで引き上げられたことが挙げられる<ref>[http://www.tbs.co.jp/pressreleases/20011108.html TBSラジオ 10月聴取率調査でもトップ 2期連続単独首位 男女35才〜49才でも平日平均、土曜、週平均でトップ] - TBSラジオ&コミュニケーションズ 編成局編成部 2001年11月7日</ref>。▼
[[広報]][[活動]]の一環として、TBSラジオ番組パーソナリティの[[インタビュー]]や[[イベント]]情報、[[横浜DeNAベイスターズ|横浜ベイスターズ]]情報<ref group="注釈">[[ディー・エヌ・エー|DeNA]]への球団譲渡に伴い、2011年12月発行号限りで終了。同号および翌2012年2月発行号での終了案内は行われなかった。</ref>や[[番組表]]などが掲載された[[フリーペーパー]]﹁TBSラジオPRESS オトビヨリ﹂︵1980年の発行開始から2021年4月までに誌名は﹁THE954﹂→﹁THE954PRESS﹂→﹁954press﹂→ ﹁TBSラジオPRESS﹂と変わっている。︶を発行︵[[都営地下鉄]]駅や[[イトーヨーカ堂|イトーヨーカドー]]店舗︵東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県︶、TBSハウジングなどで配布︶しており、郵送による取り寄せも受け付けている<ref>[https://www.tbsradio.jp/1409 TBSラジオのフリーマガジン﹃TBSラジオPRESS﹄]</ref>。2018年からは﹁'''TBSラジオfam︵ファム︶'''﹂の名称で同誌の配布サービスを行う施設を募集している<ref>[https://www.tbsradio.jp/233013 “TBSラジオ fam︵ファム︶” 大募集!] - TBSラジオ 2018年3月12日。</ref>。2020年2・3月号までは偶数月1回の発行だったが、4月号からは不定期発行となった。過去にはラジオ編成部による直出情報にて構成された[[メールマガジン]]﹁954プレスメール!﹂<ref>[https://archive.fo/Q3R2 954プレスメール] - archive.isによるウェブアーカイブ</ref>を毎週金曜日に配信していた。また、分社化以前にはTBSテレビで放送終了前に深夜番組の番宣、スペシャルウィークにはそれ以外の時間帯でもプレゼント企画に関する告知CMなどテレビCMを放送したり、﹃[[ムー一族]]﹄や﹃[[ザ・ベストテン]]﹄﹃[[キャッチアップ]]﹄といった番組でTBSテレビのカメラがラジオスタジオへ入る事もしばしば見られたが分社化以後はそのような事は無くなった︵テレビの企画でカメラが入るケースは分社化後も稀に見られる︶。 95 ⟶ 93行目:
== 聴取率 ==
TBSラジオの放送対象地域では、[[ビデオリサーチ]]が1990年から、[[東京駅]]から35km圏内における居住者の聴取状況︵個人聴取率︶を偶数月︵2月・4月・6月・8月・10月・12月︶に調査している。調査期間は基本として第3週の7日間だが、2009年までの4月・6月・8月には2週間にわたって実施していたほか、[[オリンピック]]の開催年には開催期間中︵冬季は2月・夏季は8月︶のみ期間を変更している ▲
TBSラジオは2001年4月分まで文化放送やニッポン放送の後塵を拝していたが、2001年6月分から単独首位の座を維持していた<ref>{{Twitter status|mn_enta_tv|1415325615335510017}}</ref><ref name="hagiwara">{{Cite web|title=TBSラジオ、約20年ぶりの聴取率1位転落も﹁他局との争いには興味がない﹂と語る“独自戦略”|url=https://thetv.jp/news/detail/1052540/|website=WEBザテレビジョン|accessdate=2021-10-11|date=2021-10-07|page=1}}</ref>。 このように長年にわたって聴取率が好調だった背景には、[[ジャパン・ラジオ・ネットワーク|JRN]](TBSラジオが基幹局)や[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|JNN]](TBS→[[TBSテレビ]]が基幹局)といった全国規模のニュースネットワークの豊富な取材力を生かした[[ニュース]]・[[情報番組]]が、ラジオ番組に長年親しんできた世代(50 - 60代)から手厚い支持を受けていたことが挙げられている。
ちなみに、2018年10月までのTBSラジオは、他の調査対象局と同様に調査期間を﹁スペシャルウィーク﹂に設定。期間中に予算を増額したうえで、期間外のレギュラー放送では︵予算などとの兼ね合いで︶招きにくい特別なゲストを期間中の自社制作番組に迎えたり、聴取者向けのプレゼントを手厚くしたりするなどの施策で聴取率の上昇や単独首位の維持を図ってきた<ref name="reform">{{Cite web |url=https://www.news-postseven.com/archives/20220217_1726817.html?DETAIL |title=﹁長年の王者﹂TBSラジオの苦戦 フジテレビと共通する“栄華の弊害”も |publisher=NEWSポストセブン |date=2022-02-17|accessdate=2022-02-18}}</ref>。しかし、[[読売広告社]]を経て[[J-WAVE]]︵調査対象局の1つで1988年開局のFM単営局︶で編成部長を務めた三村孝成が2018年6月に代表取締役社長へ就任したことを機に、同年12月から既存の聴取率調査に対する方針を転換。営業上は調査データの活用を続けながら<ref>[https://tbsrsales.jp/ TBSラジオ営業サイト]</ref>も、放送上は﹁スペシャルウィーク﹂の設定や上記の施策を取り止めている<ref name="sw">{{Cite news|title=TBSラジオ“スペシャルウィーク”12月からやめます ラジコのデータ活用へ|url=https://www.daily.co.jp/gossip/2018/11/28/0011858762.shtml|publisher=デイリースポーツ|date=2018-11-28|accessdate=2018-11-30}}</ref>。 |