「Wii U」の版間の差分

{{混同|Wii|x1=2006年に任天堂から発売された}}{{Infobox コンシューマーゲーム機

累計出荷台数1億台を記録した[[Wii]]の後継機として開発された。「Wii U」の名称はWiiが「[[wikt:we|We]]（私たち）」に由来するのに対し、Wii Uでは「[[wikt:you|You]]（あなた）」のゲーム機となる想いで名付けられた<ref>{{Cite web|和書|author=菊池 隆裕|title=任天堂が「Wii U」を発表、テレビや従来機、リモコンの連動サービスを開拓へ|url=https://xtech.nikkei.com/it/article/NEWS/20110608/361156/|publisher=日経BP社|date=2011-06-18|accessdate=2012-12-08}}</ref>。コンセプトは「'''集まればWii U。ひとりでも、みんなでもWii U'''」<ref name="launch presentation">{{Cite web|和書|date=2012-09-13|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/movie/index.html|title=Wii U発売に関するプレゼンテーション|publisher=任天堂|accessdate=2013-01-26}}</ref>。[[日本]]の[[コマーシャルメッセージ|CM]]では「'''スーパーなWii'''」という表現も用いられている。ゲーム機のロゴは「{{Colors|White|#399ECC|'''U'''}}」の部分の色は青だった。任天堂の家庭用ゲーム機としては本機が[[岩田聡]]生前最後の開発機種となった。

本機には派生機ではなく、[[液晶ディスプレイ]]を搭載した[[ゲームコントローラ|コントローラ]]「[[#Wii U GamePad|Wii U GamePad]]」が同梱され、テレビ、GamePadとの2画面で、あるいはGamePad画面のみでゲームを遊ぶことができるなど全く新しいゲーム機である。性能としては[[Wii]]との[[後方互換]]（[[ニンテンドーゲームキューブ]]用ソフトを除く）があり、[[サラウンド|5.1chサラウンド]]に対応し、任天堂のゲーム機としては初めて[[高精細度ビデオ|フルHD]]、[[1080p]]のデジタル映像出力に対応している。

しかし任天堂のゲームソフトは[[ローンチタイトル]]から次のタイトルを発売するまで半年以上を要し、Wiiの[[Wii Sports]]など前世代機のように初期に反響の大きいソフトが不足した<ref name="nintendo20140103">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/events/140130qa/02.html|title=経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会 2013年度経営方針説明会資料|work=株主・投資家向け情報　>　IRイベント　>　2013年度|publisher=任天堂|date=2014-01-30|accessdate=2021-09-19}}</ref>。最終的な[[サードパーティー]]も16社と少なかった。個々のタイトルとして販売数が好調だったのもあるが、全体としてソフトウェアの展開は低調であり、本体の出荷台数は不振だった同社2世代前の[[ニンテンドーゲームキューブ]]よりも少なかった。しかし2015年には[[スプラトゥーン]]というキラータイトルもあった。