あじき路地
京都府京都市東山区にある長屋
概要
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明治時代末期に建てられた京町家で[3]、12軒が連なっている[4]。かつては祇園の芸者が生活していた[5]。
老朽化が進んだこともあって長年空き家であったが[3]、かつて彫金と七宝焼に没頭した経験を持つ大家の﹁ものづくりなどに頑張っている若者に﹂との意向で2004年から若い職人たちに貸し出され[3][6]、2013年時点で9組10人の入居者がいた[7]。彼らの住宅・工房として利用されているが[8]、週末には店舗として営業しており[4]、近年は観光客も足を運ぶスポットとなっている[9]。﹁あじき﹂とは大家の女性の名字から取られたものであるという[3]。入居の条件として、アトリエとしてだけでなく住居としても使う必要があり、入居者を決める際には必ず面接することになっている[7]。
麻生みことのマンガ﹃路地恋花﹄は、当地をモデルにしている[10][11][12]。
脚注
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(一)^ “清水五条駅 あじき路地”. 日本テレビ (2013年1月5日). 2014年1月9日閲覧。
(二)^ 岡見理沙﹁週刊まちぶら あじき路地︵東山区︶ 町家が育む、若手職人﹂﹃朝日新聞﹄2010年︵平成22年︶10月17日付32面︵京都︶
(三)^ abcdあじき路地について - ウェイバックマシン︵2016年3月16日アーカイブ分︶
(四)^ ab“LIFE~夢のカタチ~‥昔ながらの路地を守り続けるお母さんの夢のカタチ”. 朝日放送 (2011年9月17日). 2014年1月9日閲覧。
(五)^ 浜田奈美﹁京都で﹁よそさん﹂になる 町家で職住一体の暮らし﹂﹃AERA﹄第20巻第55号、朝日新聞出版、2007年12月10日、39-43ページ。
(六)^ “性根入れてな‥平成流 京の生き方”. 読売新聞 (2009年1月3日). 2014年1月9日閲覧。
(七)^ ab路地裏研究所﹃京都の路地裏図鑑﹄株式会社コトコト,2013,3,10, ISBN 978-4-903822-64-8
(八)^ 生田和史﹁あじき路地10年目、歩み回顧 若手作家が創作活動・共同生活﹂﹃京都新聞﹄2013年7月12日付20面。
(九)^ “そうだ 京都、行こう。‥こだわりの逸品を求めて あじき路地探訪”. 東海旅客鉄道 (2013年10月1日). 2014年1月20日閲覧。
(十)^ “エンタ魂‥住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~”. MBSテレビ (2012年2月11日). 2014年1月9日閲覧。
(11)^ “﹁路地恋花﹂ 原作者 麻生先生が来られました”. あじき路地 (2012年9月9日). 2014年1月9日閲覧。
(12)^ 佐藤憲一﹁乙女心くすぐる原風景 京都の恋の物語がお勧め﹂﹃読売新聞﹄2012年︵平成24年︶2月27日付東京夕刊10面。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト - あじき路地
座標: 北緯34度59分50.0秒 東経135度46分16.6秒 / 北緯34.997222度 東経135.771278度