トルク法

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90%便 1.4 - 3[1][2]

トルク法における軸力ばらつき

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トルク法における軸力ばらつき概念図

[3]  [4]

 

  
 0.1 0.3 2使[3] 1.25

回転角法

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軸力-回転角関係図

回転角法では、軸力の代用としてねじ-ナット間回転角度を管理する。弾性締付けを行う弾性回転角法と、塑性締付けを行う塑性回転角法の二種類に分類される。

弾性回転角法

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弾性回転角法ではまずスナッグトルク(ねじと座面を密着させるのに必要なトルク)で締付けを行い、その後弾性域内の所定の回転角まで回す。この方法はスナッグトルクが摩擦の影響を受け、またねじ剛性が高いとき回転角誤差の影響が強く出るため、締付け係数 は1.5 - 3とトルク法と同程度である[2]

塑性回転角法

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 1.2[2]使

トルク勾配法

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トルク勾配-回転角関係図

   

 1/2 - 1/3

 [2]使

各締結法の比較

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利点 欠点 締付け係数
トルク法 簡易的 軸力のばらつきが大 1.4 - 3
回転角法 弾性回転角法 ねじ剛性が低い時、軸力は比較的安定 ねじ剛性が高い時、軸力のばらつきが大 1.5 - 3
塑性回転角法
(スナッグトルク起点)
ねじ剛性が低い時、軸力は比較的安定
大荷重を負荷出来る
ねじ剛性が高い時、軸力のばらつきが大
ねじの再使用性に問題あり
塑性回転角法
(降伏点起点)
大荷重を負荷出来る
軸力が安定
降伏点締付けを行う必要あり
ねじの再使用性に問題あり
1.2
トルク勾配法 軸力が安定
比較的大荷重を負荷出来る
再使用性の問題が少ない
専用の器具が必要
工数の増加
1.2

その他の方法

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上記以外の方法として、超音波などで軸力そのものを計測しながら締付ける方法(超音波ボルト軸力計)、伸びを計測しながら締付ける方法、高温に過熱したボルトをはめ、冷却による収縮で締付ける方法などもあるが、これらはあまり一般的ではない[3]

脚注

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(一)^     
  

(二)^ abcdJIS B 1083JIS

(三)^ abc 2003

(四)^       
   
    
     

参考資料

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関連項目

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