アントニオ・フォンタネージ
イタリアの画家
アントニオ・フォンタネージ(Antonio Fontanesi 1818年2月23日 - 1882年4月17日)は、イタリアの画家。
アントニオ・フォンタネージ Antonio Fontanesi | |
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誕生日 | 1818年2月23日 |
出生地 | イタリア、レッジョ・エミリア |
死没年 | 1882年4月17日 |
死没地 | イタリア、トリノ |
略歴
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イタリア北部のレッジョ・エミリアに生まれる。市立の美術学校で古典的な風景画を学び、舞台背景や壁画装飾を手がける。1848年の第一次イタリア独立戦争にも従軍したが、ガリバルディの解放軍の敗北によってスイスのルガノへと逃れ、1850年からはジュネーヴに移りアトリエを開設する。戦後にはスイスをはじめとしてヨーロッパ各地を放浪し、風景画で生計を立てながら孤独とロマンティズムを身につけていったことが、後の叙情的な作風につながっていった。
1855年にはフランスのパリに赴き、バルビゾン派の影響を受ける。また、オーギュスト・ラヴィエ︵fr:François-Auguste Ravier︶らリヨン派の画家とも交流を深め、ロマン主義的な作風が完成した。フィレンツェで印象主義を学び、1869年にはトリノの王立アルベルティナ美術学校で風景画教師を務める。
58歳のとき芸術を含めヨーロッパの近代文明の導入をはかっていた太政官政府︵明治政府︶に、お雇い外国人として招かれ、工部大学校の画学教師になる。だが西南戦争後の政府が財政難に陥ったため、フォンタネージは思うような指導ができないと見切りを付け、また病により体調が悪化したために1878年︵明治11年︶9月に帰国した。帰国後は再びアルベルティナ美術学校教師を務め、1882年にトリノで死去。
日本への影響
編集ギャラリー
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Alla Fontana
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版画岸辺の釣り人
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版画春の陽ざし
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Ritorno dal pascolo
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La Solitudine (1876)
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il mattino
脚注
編集- ^ 人物の特定は金刀比羅宮美の世界(四国新聞社)による。
参考文献
編集- 神奈川県立近代美術館編 『近代日本美術家列伝』、美術出版社、1999年 ISBN 4-568-22107-2