ウトリキュラリア・アルピナ
ウトリキュラリア・アルピナ | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウトリキュラリア・アルピナの花 | |||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Utricularia alpina |
特徴
編集分布と生育環境
編集利用
編集
観賞用に栽培される。一般に食虫植物はその形や性質への興味から観賞用に栽培されるが、本種の場合、それ以上の価値がある。本種の場合、捕虫に関する構造は地下にあって見えない。その一方で、最低で15℃を必要とするためにしっかりした温室が必要ではあるが、それがあれば栽培は容易であり、その上に花がとても大きくて鑑賞価値が高いため、園芸的価値の高いものとされている[4]。そのような評価は18世紀後半にまで遡る[6]。
その花は﹁まるで洋蘭のよう﹂との声もあり[7]、実際にイギリスのランの品評会で賞を得たとの話が伝えられている[4]。さらにはイギリスのランのカタログでUの項にこれが掲載されていたこともあるという。ちなみに本種の旧属名には Orchillium や Orchidioides が有るそうで、これらも明らかにランに絡めた名となっている[3]。
-
草姿
-
捕虫器のある地下茎
出典
編集参考文献
編集- 『園芸植物大事典 1』(1994)、小学館
- 田辺直樹『食虫植物の世界 魅力の全てと栽培完全ガイド』(2010)、(株)エムピージェー
- 近藤誠宏・近藤勝彦『食虫植物 入手から栽培まで』(1972)、文研出版
- 鈴木吉五郎『食虫植物―取り方・増やし方―』(1956)、加島書店