コロソマ
カラシン目の熱帯魚
コロソマ ︵Colossoma︶ は南米のアマゾン川水系などに生息するカラシン目セルラサルムス科の大型淡水魚。水産上重要な食用魚である。
Colossoma は、ギリシャ語の kolos ﹁短い﹂、soma ﹁体﹂に由来する。最大で全長108 cm、40 kgに達する[1]。
Colossoma 属には本種を含め10種ほどが所属していたが、本種のシノニムとされたり、Piaractus 属に分割されたことにより、現在所属する現生種は本種のみである。
コロソマ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Colossoma macropomum (Cuvier, 1816) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Tambaqui |
生態
編集分布
編集利用
編集
ミネラルに乏しい水でも生育でき、病気に強いことから水産上重要な養殖魚である[1]。味は淡泊で美味とされる。原産地では漁獲もされており、現地名は﹁タンバッキー(Tambaqui)﹂で、本種の一般的な通称として知られている。
飼育
編集おとなしい性質のために大型魚との混泳に向くが、かなりの大型魚であるために飼育に際しては大型水槽が必要である。
近縁種
編集
レッド・コロソマ
学名‥Piaractus brachypomum (Red-bellied pacu) (pirapitinga)
体長40cm。別属であるが性質は似通っている。体の下面に赤い発色がある。
脚注
編集- ^ a b c d Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Colossoma macropomum" in FishBase. April 2006 version.
- ^ CAREY L. BOOTH (1990). “Evolutionary significance of ontogenetic colour change in animals”. Biological Journal of the Linnean Society 40 (2): 125–163. doi:10.1111/j.1095-8312.1990.tb01973.x.