着陸復行
(ゴーアラウンドから転送)
着陸復行[1][2]または着陸復航︵ちゃくりくふっこう︶とは、VFR、IFRを問わず航空機が着陸もしくはそのための進入の継続を断念し、上昇体制に移ること。ゴーアラウンド︵Go-around︶ とも言われる。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/db/Go-around-2_Jap.jpg/500px-Go-around-2_Jap.jpg)
概要
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パイロットが自身の判断で行うことも、また、管制官が滑走路又は航空交通の状況等の事由により到着機の進入継続が安全でないと判断される場合に指示を行うこともある。﹁着陸復航﹂と記述されることもある。単に﹁復行﹂と言った場合には進入復行ではなく着陸復行を指すことが多い。
極端に接地点が奥にいってしまった為にそこから再上昇しても、タッチアンドゴーとは言わずに着陸復行になる。
海軍航空隊ではゴーアラウンド︵Go-around︶ではなくウェーブ・オフ︵Wave off︶と呼称する。
近年の旅客機では、オートスロットルを利用して上昇可能な推力までスロットルを動かして加速する一連の手順をTO/GAスイッチ︵Takeoff/Go-around switch︶を押すだけで自動的に行う機能を搭載している機種もあるが、誤ってスイッチが押され着陸復行モードに移行したことにより空間識失調が引き起こされ墜落した事例もある︵アトラス航空3591便墜落事故︶。
操作ミスを減らすためオートランド作動中にTO/GAスイッチを押すと着陸モードが解除され、着陸復行モードに移行する。
進入復行
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進入復行[3]︵しんにゅうふっこう︶とは、計器飛行方式により進入中の航空機において、その進入の継続を断念し、公示された進入復行方式、もしくは事前通報された進入復行方式にしたがって飛行する方法のこと。ミストアプローチ︵Missed-Approach︶ともいう。
進入復行経路︵方式︶は計器進入方式ごとに定められており、普通は 超短波全方向式無線標︵VOR︶・距離測定装︵DME︶や、無指向性無線標識︵NDB︶上空などでの旋回待機︵ホールド︶で終了する。着陸のために再び進入するには、管制官の進入許可が必要。
計器進入方式による進入許可には、進入復行の許可が含まれる。
着陸復行、進入復行が行われる場合
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