サイコミュ

ガンダムシリーズに登場する架空の装置

サイコミュPsycommu)は、アニメ作品『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品群に登場する架空の制御機構の名称。ニュータイプ(以下、NT)の発する特殊な脳波である「感応波(サイコ・ウェーブ)」を利用し、機体内外の装置の制御を行うシステムのことである。

概要

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 (Psyco Communicator) [1][2]NT[3][4][5]NT[1][6]MS[7]NT[8][1]MSU.C.0093ν[2]

原理

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調[8][7][7]

機能

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[2]

調[8][8]



[9][10]

[9]



[1]



[11]

αν[12]

[13]



[4]



[14]

[14]





使[15][16][15]



MS[17]

欠陥

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使

使[7]



[7]

使NT

使[7]NT[7]

サイコミュの発展

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0079NT (MA)  (MS) MS[2]

NT[3]



[18]MSMA[2][2]



AE[2]



Ζ0087ZMk-II[18]



0088SALICE[19]Mk-VNT[20]



ΖΖ0088Mk-IINT[21]NT使使[22]ΖΖIII



 0093[23]NT使[23]ν



UC0096使



F910123F91



V0153NT[24]

[25][26][27]

[4]



0200αNT使[28]使[29]使[30]0203NT使使

準サイコミュ

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NT2


一般兵用サイコミュ(インコム)

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UC0088年頃、地球連邦軍で一部実用化されたシステム。NTとしての能力を持たない一般人にも存在する微弱な感応波を増幅する装置を搭載し、文字通り一般兵にもサイコミュ応用兵器の使用を可能にした。ただ、制御方法は有線に限られ、制御される端末の挙動もより単純な二次元運動に限定される。

オーガスタ研究所の開発機ガンダムMk-Vに搭載された後、同機をベースにしたネオ・ジオンの量産機ドーベン・ウルフにも採用され、火器管制装置や有線ビーム砲の操作に使用された。なお、無線誘導にはミノフスキー通信ではなくレーザー通信が使用されている。

バイオセンサー

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[31][2][21][31]

AE[2][31]NTΖΖΖ[2]MSORCS(姿)[32]Ζ

[31] 2MS3MS[31][2][31]F91F91

[2]NT[21]NT使[31]

NTNTNTNT[2]UCNT[33]

Ζ[31]

(一)Ζ[34]ΖΖΖΖ[35]ΖΖMk-II[36]

(二)MAZMS[34]ΖΖMSMk-II[36]

(三)[34]Mk-IIΖΖ[36]ZO姿Ζ沿O[37]ΖΖ[35]

(四)ZO[38]O[39]

(五)Z[35]

(六)[35]

改良型バイオセンサー

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ΖΖガンダムに搭載されたバイオセンサーは改良型で、このデバイスはΖガンダムに搭載されたバイオセンサーと呼ばれる簡易サイコミュの発展型であり、パイロットの思惟を機体制御に反映させることが可能となっている。本機のシステムは双方向通信機能を有する武装としてのサイコミュとは異なり、純粋に機体のコントロール・システムの補佐を行うデバイスとして機体管制に導入されている。通常のサイコミュは主にコクピット周辺に搭載されるが、本機のそれはコア・ブロックのメインプロセッサーを中心として機体各部に端末が分散配置されている。このシステムはサイコミュのコンパクト化・高密度実装化の点で有利であり、機体の追従性並びに運動性向上に対する効果は、フル・スペックのサイコミュと同等以上のレベルに達している[40]

一般人用サイコミュ

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NT使[41]

[42]

116RFIII110III使

バリエーション

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サイコ・ニュートライザー

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OVAGUNDAM EVOLVE../9 MSZ-006 Z-GUNDAM[43][44][44]調[44]

サイコフレーム

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劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』が初出。サイコミュの機能をもつ金属粒子サイズのコンピューター・チップを鋳込んだMSの構造材。

ナイトロ

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UCU.C.0094 NTNT[45][46]0087[47]使

インテンション・オートマチック・システム

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UCUC[48][49][50]NT-D[51][51]5[51]

GDDS[52][4]GG[53][4]Ζ[53][4]NT New type device[53][4]

1[54]1[55]MA[]

ネオ・サイコミュ・システム

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F91MA使[56]MA125[57][57][57]

1

サイコミュ兵器

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遠隔誘導端末

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リンク先を参照。

サイコ・ジャマー

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機動戦士ガンダムUC』に登場するローゼン・ズールが搭載する対感応波兵器(アンチ・サイコミュ・システム)。敵機のサイコミュを妨害する。

サイコミュ・ジャック

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[39]

OVAGUNDAM EVOLVE0087-0088[39][58]

UC0096NT-D[59][39][59]V[60][61]UC[62]UCWALL-GUC DE

NT0097BII[63]NT-DNT[63]

ΖO[39]

UC[59]

サイコ・キャプチャー

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NTA

2[64][65]

BNT-D[66]

[67]

サイコミュ・センサー

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[27]

エンジェル・ハイロゥ

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サイコミュを利用した脳波干渉型巨大兵器。

サイコミュ施設

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ニュータイプ感応波遮断施設

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漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』に登場。NT感応波を外界に遮断できる施設または設備。

他のガンダムシリーズでのサイコミュ及び類似システム

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宇宙世紀以外の世界観に属する作品(いわゆるアナザーガンダム)に登場。劇中ではサイコミュとは呼称されていないものの、非常によく似たシステム。

機動新世紀ガンダムX

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機動新世紀ガンダムX』の舞台となるアフター・ウォーの世界では、「サイコミュ・ダクト」と呼ばれる装置が登場し、また、月面基地に配備された「DOMEビット」もDOMEによる精神感応(サイコミュ)によってコントロールされている[68]。ただし、アフター・ウォーにおいてこれらサイコミュと呼称される技術が宇宙世紀のものと同様であるかは定かではない。

サイコミュ・ダクト

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7MA[68][69][69]

X

∀ガンダム

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MSX

姿使使

機動戦士ガンダムSEED

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機動戦士ガンダムSEED』と続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、ビットやファンネルのような無線砲台のドラグーン・システムが登場する。

脚注

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注釈

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(一)^ NT

(二)^ MS

(三)^  ()

(四)^ abcd RX-0 RX-0 

出典

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(一)^ abcF91 , p. 60.

(二)^ abcdefghijkl PART.8, p. 38.

(三)^  Ver,1,5, p. 64.

(四)^ abcV(5), p. 249.

(五)^ (), p. 83.

(六)^  PART.13, p. 28.

(七)^ abcdefg(), p. 86.

(八)^ abcd PART.13, p. 29.

(九)^ abV(5), p. 69.

(十)^ V(5), p. 351.

(11)^ , p. 250.

(12)^  

(13)^ V(5), p. 114.

(14)^ abV(5), p. 169.

(15)^ abV(5), p. 284.

(16)^ V(5), p. 305.

(17)^ NT

(18)^ ab PART.2, p. 40.

(19)^  PART.3, p. 36.

(20)^  PART.3, p. 38.

(21)^ abc PART.2, p. 46.

(22)^  PART.2, p. 76.

(23)^ ab(), p. 87.

(24)^ 100%23, p. 97.

(25)^  PART.10, p. 37.

(26)^ V MECHANIC 

(27)^ abMS146 2022, p. 5-7.

(28)^ 3, p. 57.

(29)^ 3, p. 43.

(30)^ 3, p. 33-34.

(31)^ abcdefgh , p. 58.

(32)^  Ver,1,5, p. 272.

(33)^ , p. 31.

(34)^ abcΖ49

(35)^ abcdΖΖ47

(36)^ abcΖΖ36

(37)^ Ζ , p. 301.

(38)^ Ζ50

(39)^ abcdeMS17 2019, pp. 2227.

(40)^   2009359(ISBN 978-4797352856)

(41)^ 04 2023, p. 368-369, 07.

(42)^ 03 2023, p. 356-357, 06.

(43)^ MS143 2022, p. 5.

(44)^ abcMS143 2022, p. 7.

(45)^  MSN-06S , p. 122.

(46)^ 4, p. 19.

(47)^ 4, p. 146-147 P158-159.

(48)^ , 1/144 RG,  

(49)^ , 1/100 MG,  

(50)^ PlayStation 3UC0

(51)^ abcDCUC 2014, pp. 45.

(52)^  RX-0 , p. 42.

(53)^ abc RX-0 , p. 43.

(54)^ UC , p. 149.

(55)^ MS3 2019, pp. 1011.

(56)^ F91, p. 275.

(57)^ abcMS39 2020, pp. 1011.

(58)^  2021, p. 96.

(59)^ abcUC9 2009, p. 127-128.

(60)^ MG 2012, p. 13.

(61)^ UC4 2008, p. 240-244.

(62)^ UC6 2008, p. 300.

(63)^ ab 2021, p. 79.

(64)^ NT, p. 58-59.

(65)^ MS63 2020, pp. 89.

(66)^ NT, p. 171-172,174,216.

(67)^ NT  Vol.2KADOKAWA2019320-23JAN 4910124010396 

(68)^ abX, p. 72,77.

(69)^ ab106 2013, p. 32

参考文献

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20233KADOKAWA 

20234KADOKAWA 


   1988312 

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 93(MS-06-F2 IIF2) 93202146 

 143(MSZ-006-P2/3C Ζ3P2) 1432022322 

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Ζ  1986219ISBN 978-4-06-202691-8 

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UC 42008426ISBN 978-4-04-715060-7 

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MG 1/100 RX-0 220123 

関連項目

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