ストックキャラクター
文化的類型(またはステレオタイプ)に強い基盤を持った個性、しゃべり方、その他の特徴を持つ、架空の人格
ストックキャラクターとは、文化的類型︵またはステレオタイプ︶に強い基盤を持った個性、しゃべり方、その他の特徴を持つ、架空の人格である。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/28/Brewtnall_-_Sleeping_Beauty.jpg/220px-Brewtnall_-_Sleeping_Beauty.jpg)
ストックキャラクターは、Damsel in distressやプ リンス・チャーミング︵画像は﹃眠れる森の美女﹄︶などのストックキャラクターを使用するおとぎ話を含む、フィクションにおいて重要な役割を果たします。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/28/Brewtnall_-_Sleeping_Beauty.jpg/220px-Brewtnall_-_Sleeping_Beauty.jpg)
概要
編集日本におけるストックキャラクター
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日本の伝統芸能では、能ならば能面、歌舞伎ならば化粧と服装によって演じる役がどのようなキャラクターであるかが一目でわかるようになっている。文楽でも人形の頭部は男女のほか、年齢・身分・性格によって異なる物を使用する。
狂言や落語といった喜劇的なものは、観客である庶民の代弁者︵狂言なら太郎冠者・次郎冠者、落語なら﹁熊さん、八っぁん﹂、ご隠居、与太郎など︶と、彼らを取り巻くさまざまなストックキャラクターの会話によってストーリーが演じられる。
ザ・ドリフターズや吉本新喜劇などのコメディでは、シチュエーションが変わっても各メンバーはほぼ一定の役柄を演じる。これは、役者自身がストックキャラクター化していると言えるかもしれない。同じようなことは、手塚治虫をはじめとした漫画・アニメ・声優などのスターシステムにも一部当てはまる。他に時代劇・特撮・漫画・アニメなどでは、日本特有のストックキャラクターが多く登場する。
役割語
編集参考書籍
編集- 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』岩波書店 金水敏 ISBN 978-4000068277