ドミナントモーションとは、属和音から主和音への進行、およびそれから派生して代理和音を使用した進行をいう。

概要

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調調G7C 4[]

調G7Cm G7B


使用

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即興音楽などでは属和音のサウンドが聞こえた時には、ドミナントモーションの考え方から、現在のコードから4度上のコードが鳴ると予測できる。大概の転調がない即興演奏では、和音楽器演奏者が属七の和音を強く鳴らすことで、セッションをきれいに終息させるための合図にするという技法がある。

三全音の反進行

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 tritone45G73rd7thG7C G723rd7th

西

V7 以外のドミナントモーション

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ドミナントモーションは V7→I or Im だけではなく、これと同じ音程関係のコード進行であればすべてドミナントモーションである。

セカンダリードミナントとして

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調IImIIImIVVVIm VIIm(5) 調調I

調
IIm のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
A7 Dm
Dm7
Dm6
VI7 IIm
IIm7
IIm6
IIIm のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
B7 Em
Em7
VII7 IIIm
IIIm7
IV のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
C7 F
FM7
F6
I7 IV
IVM7
IV6
V のセカンダリードミナント
=ドッペルドミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
D7 G
G7
II7 V
V7
VIm のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
E7 Am
Am7
III7 VIm
VIm7

調IImIIIIVmIVVmVVIVII IIm(5)VIm(5)VIIm(5) 調調Im III+ 使

調
IIm のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
A7 Dm
Dm7
Dm6
VI7 IIm
IIm7
IIm6
III のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
B7 E
EM7
E6
VII7 III
IIIM7
III6
IVm のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
C7 Fm
Fm7
Fm6
I7 IVm
IVm7
IVm6
IV のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
C7 F
F7
I7 IV
IV7
Vm のセカンダリードミナント
=ドッペルドミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
D7 Gm
Gm7
II7 Vm
Vm7
V のセカンダリードミナント
=ドッペルドミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
D7 G
G7
II7 V
V7
VI のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
E7 A
AM7
A6
III7 VI
VIM7
VI6
VII のセカンダリードミナント
セカンダリー
ドミナント
ダイアトニック
コード
ダイアトニック
コードが属する
短音階
自然 和声的 旋律的
F7 B
B7
IV7 VII
VII7

エクステンディドドミナントとして

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トゥーファイブ

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 two-five IIV 

IIm7V7

IIm7(5)V7

IImM7V7

調Dm7G7 調Dm7(5)G7 

IIV

IIIm7VI7

#IVm7(5)VII7

C2

トライトーンサブスティテューションを使ったトゥーファイブ

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 tritone substitution V7 

G7D7G73rd7thD77th3rd 3rd7thD7G7



IIm7V7 (I)

V7 5 II7 使

IIm7II7 (I)

II7  VIm7II7 4IIm7  VIm7 

IIm7V7 (I)

IIm7II7 (I)

VIm7II7 (I)

VIm7V7 (I)

V7 

関連項目

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