ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画

日本のコンピュータゲーム

ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』(ドラゴンボールゼットがいでん サイヤじんぜつめつけいかく)は、1993年8月6日バンダイから発売されたファミリーコンピュータ(以下FC)用ロールプレイングゲームソフト。また、それを基にして作られたOVA作品。

ドラゴンボールZ外伝
サイヤ人絶滅計画
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 トーセ
発売元 バンダイ
プロデューサー 大久保悌伸
ディレクター たじましょうじ
杉本則之
シナリオ 小山高生
音楽 上村みゆき
さばくまゆき
いちだたけし
天岸真志
美術 たかはしまさゆき
シリーズ ドラゴンボールシリーズ
人数 1人
メディア 4メガビットロムカセット
発売日 日本 199308061993年8月6日
売上本数 30万本(出荷本数)[1]
その他 型式:BA-DBZ4
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本稿では、これらを基に製作されたプレイディア用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画』(1994年)についても併せて扱う。

概要

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FC版『ドラゴンボールZシリーズ』(1990年 - 1993年)最終作。

今作はレベルの概念はなく、イベントでHPと使用カード枚数が上昇する。必殺技はBEやKIを消費する従来のシステムと異なり、キャラクターごとに定められた特定のカードの組み合わせ(アレンジメント)により使用する。

ゲーム内容

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システム

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基本的にはカードを使用して行動する。カードは左上の星の数(1〜7およびZ)、中央の文字、右下のマークで構成されている。以下星の数、文字、マークとする。

本編

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Z10使



使[1]使AB

[2]

天下一武道会

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バックアップデータを基にし対戦するモード。参加人数は6人で、途中で降参もできる。ゲームの進行により参加可能なキャラクターは増え、各キャラクターの優勝回数は記録される(任意で抹消も可能)。登録せずに始めると、コンピューター同士の対戦が見られるウォッチモードになる。

サブゲームセンター

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ゲームをクリアすると出現。修行所の修行を体験できる。

アイテム

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回復系

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1HP



1HPHP



HPHP



1HP

補助系

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とりかえ
移動後、次に補充されるカードを選ぶことができる。

攻撃・攻撃補助系

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1







1



1使





2

1使2







HP調

移動系

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テレポート
指定した位置に一瞬で移動できる。ダンジョン内では使用不可。

特殊系

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2



3

イベント系

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調











7











1











1



使







5HP

マークの効果

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1HPHP10%



12



2 / 5



1 / 1Z





!

 /  / 1 / 1

×

設定

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ストーリー

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2退退使


舞台

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地球

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HP

西









西[2]

西

西西



100





西1

宇宙

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修行

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12



A調HP



A2P



A315

登場キャラクター

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Z戦士

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HP52OVA2





HP





HP





5Z2調


敵キャラクター(ザコ)

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[2]



使



西



2HPHP4



西



1



西







西



[2]











西











[2]







[2]







使HP







HP















HP















HP




敵キャラクター(ボス)

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HPOVA





6OVA





7OVA











8OVA





4





使Z





HP1Z

︿

その他

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ミスター・サタン
天下一武道会モードで稀にトーナメントに出現する。戦闘前に仮病を使い退場するので対戦相手は不戦勝となる。

開発

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2?Z1993[2]

Z[3]

DRAGON BALL ZIV [4]

スタッフ

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  • シナリオ:小山高生
  • プロデューサー:大久保悌伸
  • ディレクター:たじましょうじ、杉本則之
  • プログラマー:IWADAI、PORCOROSSO/IWACHU、OBOCCHI/IWASHO、P-SUKE/IWAPYON
  • デザイナー:たかはしまさゆき、DACKS-AKIKO、HASUKEY-SOBA、CHAUCHAU-SHIHO、SPITTSU-YAE
  • サウンド:上村みゆき、くまごろう(さばくまゆき)、1CH(いちだたけし)、YOKOYANMA、AMAYAN SINCHAN(天岸真志)
  • アシスト:ドラゴン鈴木(鈴木敏弘)、清水泰臣、磯貝健夫
  • サブ・デザイナー:TAKEZOU、KIMUNOJI
  • スペシャル・サンクス:島田晋作、近藤裕、武田冬門、森下孝三宮河恭夫、デザインオフィスD&D

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通22/40点[5]
ファミリーコンピュータMagazine21.1/30点[6]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・4・6・5の合計22点(満40点)[5]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.1点(満30点)となっている[6]

項目 キャラクタ 音楽 お買い得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.7 3.3 3.3 3.5 3.6 3.6 21.1

アニメ

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 Z 

BGM19937231993825[7]VHS23980[8][8]ZOVA[3]DRAGON BALL Z DVD BOX DRAGON BOX VOL.2



 - 

 - 

 - 

 - 

 - 

 - 

 - 

 - 西

 - 

 - 

 - 

 - 

 - 





V

: 




















リメイクアニメ

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2010年11月発売のPlayStation 3Xbox 360用ゲームソフト『DRAGON BALL RAGING BLAST2』に、OVAアニメーションをベースに完全新規製作したリメイク作『DRAGON BALL 超サイヤ人絶滅計画』がゲーム内ムービーとして収録[9]。また、ゲーム本編でのゲスト出演や予約特典として設定資料パンフレットも付けられた。

プレイディア版

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ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画 -地球編-
ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画 -宇宙編-

バンダイより発売。地球編は1994年9月23日発売、宇宙編は1994年12月16日に発売。マルチストーリービデオゲーム。

OVAとの相違点としてアニメーションの内容が変わっており、ベジータとフリーザが闘うシーンなど一部のアニメーションがゲームオリジナルとなっていたり、ハッチヒャックが第2形態に変化したり、選択によってストーリーの展開が変わる。登場するキャラクターは選択した内容によって変わり、OVA版には登場しなかったキャラクターが登場している。

プレイディア版キャスト

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キャストは基本的にOVAと同様のため、OVAに登場しなかったキャラクターの担当声優とOVAから変更された声優のみを記す。キャラクターの横に※1としているものは地球編にのみ登場したキャラクターを、※2としているものは宇宙編にのみ登場するキャラクターをさす。

OVAに登場しなかったキャラクター
OVAから声優が変更されたキャラクター

関連商品

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ファミコン版 ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画
OVAのアルバム。
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画 (Vジャンプ ゲームブックスシリーズ)
攻略本。全必殺技のアレンジメントも掲載されているが、組み合わせの一部とヒントのみにとどまっている。袋とじには、最終エリアの攻略や開発スタッフのインタビューが記載されている。封入特典はデータック用バーコードカード。

脚注

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注釈

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  1. ^ 前作までの流派ではなく、「拳」「蹴」など。「Z」は好きなものに変化させることが可能。

出典

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(一)^  2016, pp. 216, DRAGON BALL  DRAGON BALL VIDEO GAME DATA

(二)^ abcdefg2!!!Z ︿V 199391467301-2145-151

(三)^ ab 2016, pp. 183, VIDEOGAME SELECTION 01 RPG  

(四)^ 4!!V 199319939111323-914-16

(五)^ abZ   / .com (). KADOKAWA CORPORATION. 2017812

(六)^ ab  '98Play Station Magazine415 / 19984159426556-4/15 

(七)^ 1111 2. 2019131

(八)^ ab51995117ISBN 4-08-782755-0200

(九)^ OVA2FODFOD. 2019131

参考文献

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  • Vジャンプ編集部 編『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』集英社〈愛蔵版コミックス〉、2016年1月26日。ISBN 978-4-08-792505-0 

関連項目

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  • 安達祐実 - プレイディア版のテレビCMに起用。

外部リンク

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