ハッブル分類

銀河の分類方法

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銀河の分類

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楕円銀河

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単純な回転楕円体の形をしており、これといった内部構造のない銀河である。記号はE[1]扁平率によってさらに細分類されており、(1-短径/長径)を10倍した数字をEのあとにつける。つまり球形の銀河はE0となり、平たくなるに従って数字が大きくなっていく。長径と短径の比が約10:4、E7よりも扁平な楕円銀河は見つかっていない。

渦巻銀河

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S[1]SaSbScSaSc

棒渦巻銀河

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SB[1]SBaSBb

レンズ状銀河

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バルジの構造はあるが、円盤部が認められない銀河。記号はS0[1]

不規則銀河

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上記のいずれにも当てはまらない銀河。記号はI

特異銀河

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衝突している銀河によくみられる。正確には、ハッブル分類にはない種類である。

ハッブルの音叉図

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E0E1[2]

[2]

脚注

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  1. ^ a b c d 富永裕久 2009, p. 77.
  2. ^ a b 富永裕久 2009, p. 76.

参考文献

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  • 富永裕久 著、佐藤勝彦 編『ここまでわかった!宇宙の謎: 銀河のしくみから超ひも理論まで』PHP研究所、2009年7月1日。ISBN 978-4-569-67281-6