バイオレット (たばこ)
概要
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米軍統治時代、沖縄においては琉球煙草、オリエンタル煙草、沖縄煙草産業の三民間会社が煙草の販売をしており、﹁バイオレット﹂はそのうち琉球煙草の製品として、1959年に販売が開始されたものである。
沖縄返還によって、沖縄においても煙草の専売制が敷かれることとなったが、琉球煙草が製造していた﹁バイオレット﹂は﹁うるま﹂︵1960年販売開始︶とともに日本専売公社へ製造が引き継がれた。なおこの時、オリエンタル煙草の﹁ハイトーン﹂と﹁ロン﹂も継承されたが、ともに現在では製造が行われていない。
﹁旧3級品﹂に設けられているたばこ税の軽減措置が2016年4月以降、段階的に縮小・廃止されるために値上げされ、2018年4月1日より一箱350円となる。封緘紙のデザインは﹁ハイライト﹂と共有している。2018年12月以降、在庫完売をもって終売とすることが発表された[1]。
製品一覧
編集販売終了製品
編集製品名 | 価格 | 本数 | 発売年月日 | 廃止年月 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
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バイオレット | 350円 | 20本 | 1972年5月15日 | 2018年12月 | 17mg | 1.2mg | 沖縄県 | 沖縄返還前は琉球煙草の製造販売 |
※発売年月日は旧専売公社としての発売日
脚注
編集- ^ 紙巻たばこ10銘柄の廃止について 日本たばこ産業、2018年10月9日(2018年11月10日閲覧)。