ヘアドライヤー
濡れた頭髪を乾燥させる機械
ヘアドライヤー︵hair dryer / drier, blowdryer︶は、家庭電化製品のひとつで、濡れた頭髪を乾燥させる機械である。JIS型式分類名は毛髪乾燥機︵もうはつかんそうき︶。手持ち型及び筒型に分類される。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ea/Hairdryer_20101109.jpg/200px-Hairdryer_20101109.jpg)
概要
元々は濡れた頭髪を乾かす目的だが、湿った頭髪はヘアブラシなどの道具などで形状を固定した状態で乾かすと、その形が維持された状態になる性質がある︵クセが付く︶ため、付加的な目的として髪型を簡単に変更するために用いられることも多い。また。頭髪用のコスメチックを使用した上で頭髪を一定のスタイルに整え、固定するためのセットアップにも用いられる。
用途
基本構造
熱源をモーターとファンにより発生させた風を通して冷やすことで発生する温風を利用する。また高出力のため、安全装置(サーモスタット、温度ヒューズなど)が付いている。
付属品
主にヘアドライヤーの付属品は、吹出口先端に取り付けるものが多い。
温風を集中して頭髪のある部分に当てさせる目的で、集風器が一般的に付属される。また、手持ち型のものには、集風器とは逆に頭髪全体に風を当てるために拡散器︵ディフューザー︶が付属されることもある。筒型のものには、ブラシや櫛、コテアイロンの役割をするものなどが付属する。
付加機能
ヘアドライヤーの付加機能は、頭髪を熱で乾かすことにより痛める恐れがあるといわれることから、頭髪を痛めないようにすることを目的とする機能が多い。
高出力
表示上の問題
2012年7月、東京都は日本国内の家電メーカー4社のイオン機能付きドライヤーを調査した結果、一般的な使用方法とは乖離した試験・個人差による効果の違いの検証・イオン機能による効果の3点について、実証試験の不備を指摘し、商品表示の改善を求めている[1]。
その他
出典
- ^ イオン機能付きドライヤーの実証試験についてメーカーに改善要請しました - ウェイバックマシン(2016年3月5日アーカイブ分)東京都ホームページ報道発表資料(2012年7月掲載)
- ^ アクリル絵具の乾燥時間の理解とコントロールターナー色彩株式会社
- ^ プレス機不要!メディウムはがし刷り版画美術出版株式会社