モーターカー(もしくはモータカー)とは、主に鉄道保守作業に使用される小型の自走する動力付きの鉄道車両の一種である。日本では法規上は車籍のない作業用の「機械」扱いで「鉄道車両」ではない。アメリカでは、人を運ぶ小型のモーターカーをSpeeder(スピーダー)と呼ぶ。

秩父鉄道のモーターカー、後方は大型軌道モーターカーTMC100F
南稚内駅構内で使用される除雪型モーターカーと作業用車
苗穂工場のHTR600形
自動車改造の例
名古屋鉄道 三菱・ミニキャブ
留萌本線で使用中の重連タイプのHTR600RW形
磐越西線で使用中のMCR-600A型モータカーロータリ
新潟トランシス製造TMC500AS 両エンドのラッセル翼は必要に応じて形状を変化させる事が出来る。この場合は前方のラッセル翼を左側排雪に形状変化させ、後方はハの字型に変化させている

日本での事例

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使19198使1924使1930-1931[1]使[2][3]

用途

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JRPTO

取扱い

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45km/h[4]20195[5]

使

NICHIJO

分類

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かつては作業用、貨物型、兼用、大型などの分類があり多様なモーターカーが使用されていたが、近年は除雪用と大型以外のモーターカーは軌陸車やカートへ置き換られ減少している。

大型軌道モーターカー

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[6][7]

TMC100101

311956(TMC100)2TMC100ATMC100ABTMC100FTMC101A100B1435mm

TMC200201

TMC10089PS160PS2.5tTMC200ABTMC200BTMC200CTMC2012001435mm201201B201201

TMC300301

TMC200TMC3011435mmJRTMC300CC-WTMC300CC-WDK

TMC500

TMC500A-TMC500BTMC500TMC500LTMC500TMC500AS

TMC501

1435mmTMC501AELTMC500501B-

TMC400401

1990TMC3002TMC400B

排雪用(除雪型)モーターカー

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()VHTR400RB[8]HTM350VB[9]TMC500AS[10]



  STMC400STMC40012TMC400A使TMC400AS

JRHTR6002DE15[11][12][13]



1960,11L

車籍のあるモーターカー

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JRHTR600DBR600201471[14] NTB209

投排雪保守用車(ENR‐1000)

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ENR-1000形投排雪保守用車

JRENR1000[15][16]B-B[17]

JRDE152015291[18]

ENR-1000ETR-R-01ETR-R-022

JR西143

仕様

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エンジンについてはカミンズのQST30が搭載され、1000馬力の出力を持つ。変速機については、日立ニコトランスミッションのTDN-20-5501BおよびTDCN-20-55501Bを装備、10‰の勾配において、牽引重量120t時に60km/h以上を出すことができる。台車については、新潟トランシス製のNF02Dを装着している。

配備

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現在31両がJR東日本に、えちごトキめき鉄道に2両、JR北海道に1両、あいの風とやま鉄道に1両の配備が確認されている。[19]

その他の無車籍鉄道車両の例

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使[20]

脚注

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(一)^ 9227-228

(二)^ 201430-31

(三)^ 便 201164

(四)^ 

(五)^   5. . (201992). https://mainichi.jp/articles/20190902/dde/041/040/017000c?pid=14542 202393 

(六)^ 

(七)^ TMC100

(八)^ 

(九)^ 

(十)^ 使

(11)^ 20048520p.66 

(12)^ HTR6002DE15HTR600RWJR

(13)^ 

(14)^  -  - 

(15)^ 20092814p.15-16p.35p.50 

(16)^ 20092305p.20-21  

(17)^ 20027719p.88 

(18)^ 2017. . p. p.21 (2017). 2017930

(19)^ ENR-1000. 202397

(20)^ 

関連項目

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外部リンク

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