ヤジロベエ
ヤジロベエ︵弥次郎兵衛、ヤジロベーとも︶とは、日本の伝統的な玩具。人の形をしていて、胴の先が細くなっており、左右に伸びた手の先についている重りでバランスをとる。釣合人形ともいう。英語でいうバランストイ︵balance toy︶に分類され、バランストイのことをヤジロベエということも多い[1]。
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歴史
編集力学モデル
編集シンボル
編集豆造・豆蔵(家紋)
編集
豆ま造め・ぞ豆う蔵紋。近代になってからの新紋で、江戸時代前・中期の元禄年間︵1688年 - 1704年︶に存在した豆造という大道芸人がモデル。人気者でのちに、人形︵釣り合い人形︶にもなり弥次郎兵衛と呼ばれ親しまれた。
一つ豆造、三つ豆造、豆造菱などがある。希少紋。武家での使用家は不明。
ノリタケ
編集ヤジロベエは、陶磁器メーカーのノリタケ(オールドノリタケ)の日本国内向けの裏印にシンボルとして用いられていた(「不」の字に似ている)。これは生産管理のバランスの良さを意味しているという。
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f g 新関伸也, 「中学校における工作・工芸題材の可能性 : 角棒材による「やじろべえ」制作をとおして」『美術教育』 1998年 1998巻 277号 p.49-54, 日本美術教育学会, doi:10.11356/arted1951.1998.277_49。