人狼 ザ・ライブプレイングシアター
企画の経緯
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セブンスキャッスルの桜庭未那が、人狼ゲームが強いドラマ性を持つことに着目して企画を立ち上げた[1]。
舞台の流れ
編集物語の背景
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物語の背景と導入は公演によって大きく異なる。しかし幾つかの背景は複数の公演で繰り返し用いられ、それぞれ名称がついている。今まで用いられた背景を以下で説明する。
VILLAGE
西洋の村に人狼が紛れ込み、村人を次々と襲撃したため、その対策として昼に村人を処刑するという設定[4]。本家の人狼ゲームの設定に近く、シリーズの初期から最も多く公演されている。
MISSION
あるマフィア組織の中に、人狼となるドラッグを摂取した者が3人紛れ込んだというハードボイルドな設定。1回目は男性キャストのみだった[5]が、2回目の公演では女性キャストも出演している[6]。2018年6月~7月に男性キャストのみで3回目の公演が、2022年2月に同じく男性キャストのみで4回目の公演が行われた。
WITCH
試練に挑む13人の魔女のうち、3人は試練のために打ち倒す人狼型のゴーレムであるという設定。登場キャラクターは全員女性だが、男性キャストが演じているキャラクターも存在する[7]。
WITCHⅡ
星降りの宴の開催を阻止すべく、狼の女王が乗っ取った3人の魔女を探す設定。全員が女性キャストのみで行われた公演[8]。
STEAM
ロストテクノロジーによって嘘をつけるようになったオートマトン[9]と、そのマスターである人間が登場する、スチームパンクな設定。2016年4月現在までで、2回公演されている。
DEPTH
深海に存在する近未来の研究施設が舞台。人狼や人魚について研究していたチームの中に、脱走した人狼が紛れ込んだという設定。2020年11月現在までで3回公演され、2019年3月に動画サイトParabi︵パラビ︶にて中継放送の回が上映されている。
DISMISS
売れないミュージシャン達が大手レコード会社の元に集められ、勝利したらメジャーデビューできるという条件で人狼ゲームに興じるという設定。2016年12月現在までで、2回公演されている。
FLAG
たどり着けばどんな願いも叶えられる、という幻の大陸を目指し旗のもとに集う海賊の設定。2019年7月現在までで、2回公演されている。
EXAM
あらゆる分野のエリートを育成する学園に、たった一度のチャンスで合格できる﹁特別試験﹂に挑む受験生の設定。2021年8月現在までで3回公演されている。
このほか、宇宙船内での事件という設定[10]︵第2回公演︶や、美を求める女性キャラクターのみが登場する、小鶴脚本の﹃人狼TLPT X 吸血鬼 渇愛の宴﹄などがある。その他のコラボレーション公演での設定については後述する。
ルール
編集詳細は「汝は人狼なりや?」を参照
役職の内訳は、13人のキャストに対し、人間6名・予言者1名・霊媒師1名・狩人1名・人狼3名・狂人1名。なお、第1回公演の﹃Villageプレビュー﹄[11]と﹃人狼TLPT X 吸血鬼 渇愛の宴﹄[12]での公演は、人間を5名とした12人で行われた。
また、﹁予言者は開演前に人狼ではない1名をランダムにGMから知らされている﹂﹁狩人は同じ人物を2日連続で護衛することはできない﹂﹁人間は嘘をついてはいけない(狩人の能力持ち伏せとゲーム進行上嘘をつく必要のある最終日を除く)﹂という特殊ルールが追加されている[13]。
観客が自分の推理を記入した解答用紙はゲーム3日目の夜に回収される。3人の人狼を正しく予想できたら﹁正解﹂、舞台上の全てのキャラクターの役職を正しく予想できたら﹁パーフェクト﹂となり、それぞれに賞品が用意されている[14]。
主な出演者
編集- 通算400ステージ出演者
- 石井由多加 (自由人メイソン 役など)
- 通算300ステージ出演者
- 通算200ステージ出演者
- 通算100ステージ出演者
- 林修司 (神父クリス 役など)
- 大里雅史 (大工デューク 役など)
- 加藤靖久 (局長サミー 役など)
- 瀬川ももえ (髪結いバーバラ 役など)
- 渡辺隼斗 (剣豪ムサシ 役など)
- 溝口謙吾 (世捨て人デヴィッド 役など)
- 前枝野乃加 (蝋燭屋キャロル 役など)
- 遠藤沙季 (詩人ジンジャー 役など)
- はぎのりな (暇人キンバリー 役など)
- 高地真吾 (船乗りルーサー 役など)
- 手島沙樹 (秘書ナタリー 役など)
- 橋本顕 (水汲みウォルター 役など)
- ウチクリ内倉 (葬儀屋ソール 役など)
- 中村裕香里 (調合師カチュア 役など)
- 近藤樹里子 (絵描きヘイゼル 役など)
- 仲田敬治 (男爵バロウズ 役など)
- 柳原聖 (木こりイーゴリ 役など)
- 三上俊 (教師ユリウス 役など)
- 村田翔平 (居候ソーヤー 役など)
- その他
- 七城ナナ (プロデューサー / 天の声ナナ 役など)
- 児玉健 (ゲーム指導 / 賢者コーダ 役など)
コラボレーション
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新撰組
﹃人狼TLPT X 新撰組﹄として公演された。幕末の日本で尊王攘夷を掲げる志士が放った人狼が、新撰組の中に紛れ込んだという設定。近藤勇、土方歳三ほか、新撰組の隊士が実名でキャラクターとして登場する。2017年3月に3回目の公演が舞台﹁龍よ狼と踊れ﹂と同時公演で行われた[15]。
PSYCHO-PASS
2015年9月から10月にかけて、アニメーション作品﹃PSYCHO-PASS サイコパス﹄とのコラボレーション公演が行われた。世界観はアニメ第1期終了後の1年後[16]という設定。全てのキャラクターは舞台のみのオリジナルキャラクターである[16]。
宇宙兄弟
漫画作品﹃宇宙兄弟﹄とのコラボレーション公演が行われた。原作のキャラクターと舞台のみのオリジナルキャラクターが登場した[17]2017年7月までに2回行われた。
ドラゴンクエストX
﹃人狼TLPT X ドラゴンクエストX勇者姫と薔薇の盟友﹄として2018年3月に公演[18]。ゲーム﹃ドラゴンクエストX眠れる勇者と導きの盟友 オンライン﹄︵Ver.2︶の最終決戦手前で盟友たち︵ゲーム内でのプレイヤーに該当︶のうち3名が人狼と化す呪いにかかったという設定。
出典
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(一)^ ab“舞台﹁人狼TLPT﹂の魅力。そこには、再現できない“命”の物語があった。”. QREATOR AGENT. 2015年12月22日閲覧。
(二)^ ファミ通コンテンツ企画部﹃人狼読本﹄エンターブレイン、2013年、291頁。ISBN 978-4047292482。
(三)^ “舞台で﹁人狼﹂ゲームをやる﹁人狼TLPT﹂とは?”. 日刊SPA!. 2016年4月9日閲覧。
(四)^ ファミ通コンテンツ企画部﹃人狼読本﹄エンターブレイン、2013年、37頁。ISBN 978-4047292482。
(五)^ “出演者|人狼TLPT #08:MISSION”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(六)^ “出演者|人狼TLPT #18:MISSION II”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(七)^ “出演者|人狼TLPT #10:WITCH”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(八)^ “出演者|人狼TLPT #15:WITCH II”. セブンスキャッスル. 2016年9月25日閲覧。
(九)^ “#12:STEAM 序章|人狼TLPT”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(十)^ “プロローグ|人狼TLPT”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(11)^ “プレイログ|人狼TLPT”. セブンスキャッスル. 2016年9月25日閲覧。
(12)^ “﹃人狼TLPT X 吸血鬼 渇愛の宴﹄”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(13)^ “﹁人狼﹂ゲームのルール|人狼TLPT”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(14)^ “正解者|人狼TLPT X 新撰組”. セブンスキャッスル. 2016年4月9日閲覧。
(15)^ “お知らせ”. セブンスキャッスル. 2016年10月3日閲覧。
(16)^ ab““ぼっち”でも楽しめる! ﹃PSYCHO-PASS サイコパス﹄の人狼ゲームを体験してきた”. おたぽる. 2016年4月9日閲覧。
(17)^ “出演者|人狼TLPT X 宇宙兄弟”. セブンスキャッスル. 2016年9月25日閲覧。
(18)^ “舞台﹃人狼TLPT X ドラゴンクエストX勇者姫と薔薇の盟友﹄”. セブンスキャッスル. 2018年2月8日閲覧。