内侍
内侍司に勤めた女官
内侍司の内侍
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天皇に近侍して、常時天皇への奏上や、天皇からの宣下を仲介すること及び賢所を管理すること等を職掌とした内侍司の女官の総称である。
長官を尚侍︵ないしのかみ / しょうじ︶︵定員2名︶、次官を典侍︵ないしのすけ/てんじ︶︵定員4名︶、判官を掌侍[1]︵ないしのじょう / しょうじ︶
︵定員4名︶と称し、主典は欠くものの四等官制を採用していた。他に権掌侍︵ごんのないしのじょう︶という権官が置かれることもあり︵定員2名︶、また内侍に障りがあって出仕できない場合などに内侍代が臨時に任命されることもあった。ちなみに春宮坊に内侍職は置かれなかったが、内侍代は常置され、即位の後にはそのまま内侍に就くことになっていた。
斎宮寮の内侍
編集斎宮に近侍してその用を務めた。
斎院司の内侍
編集斎宮寮に同じく、斎王に近侍してその用を務めた。
厳島神社の内侍
編集脚注
編集- ^ 「内侍」とは第二義的に専らこの掌侍を指した。
参考文献
編集- 宮地直一・佐伯有義監修『神道大辞典 縮刷版』、臨川書店、昭和44年 ISBN 4-653-01347-0(初版は平凡社、昭和15年)