制震・免震・耐震の比較

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比較すべき概念として「免震」と「耐震」があり、以下のように要約できる。

制震

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免震

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耐震

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制震技術の分類

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制震の技術は、エネルギーの入力の有無や、制震機構の組み込み方によって、次のように分類される。

パッシブ制震、セミアクティブ制震、アクティブ制震

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制震の手法には、エネルギーの入力の有無で大きくわけて「パッシブ制震」「セミアクティブ制震」「アクティブ制震」がある。

パッシブ制震

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使

セミアクティブ制震

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「少量のエネルギーの入力を必要とするもの」と分類される。また、「建物の振動を状態方程式で表したとき、係数を動的に変化させるもの」という分類のされ方もある。具体的にはオイルダンパーのオイルの流量の調節などを行い、逐次、適した係数に変化させることでパッシブ制震よりも効果的な振動の低減を図るものである。制御にはコンピュータや簡単なリレー回路を用いる。

アクティブ制震

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層間ダンパー型、マスダンパー型、連結型

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層間ダンパー型

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マスダンパー型

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調TMD (Tuned Mass Damper)調ATMD (Active Tuned Mass Damper)AMD (Active Mass Damper) 

連結型

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複数の建物、または建物の構造を複数にわけて、ダンパーで連結する制震機構である。建物が互いの重さを利用して振動を低減させるための力を得る。パッシブ、セミアクティブ、アクティブ制震のいずれのタイプも可能である。事例数は少ないが幾つかの研究が行われている。晴海トリトンスクエアなどが知られる。

制震技術の普及

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免震技術の難しさ

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[1]

脚注

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  1. ^ 高層建築研究会編 『建物の科学』 日刊工業新聞社 2007年2月27日初版1刷発行 ISBN 9784526058257

関連項目

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