四書(ししょ)は、儒教経書のうち『論語』『大学』『中庸』『孟子』の4つの書物を総称したもの。四子(しし)・四子書(しししょ)、学庸論孟(がくようろんもう)とも言われる。

概説

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大学

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505 - 434

中庸

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『中庸』はもともと『礼記』中の1篇。『史記』孔子世家が「子思は「中庸」を作る」とすることから、孔子の孫の子思紀元前483年 - 紀元前402年)の作とされる。唐代韓愈李翺らの道統論によって持ち上げられ、北宋の二程は「中庸は孔門伝収授心の法」と称した。二程の思想を継承する南宋の朱熹は『中庸』を『礼記』から取り出して、『論語』『孟子』に同列に扱って四書の一つとした。現在では秦代の儒者の手になるとするのが一般的である。

論語

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論語』は孔子と弟子たちの言行録である。孔子の弟子たちの手によって整理された。漢代には今文系統のテキストに「魯論」20篇「斉論」22篇があり、古文系統のテキストに「古論」21篇があったという。前漢末の張禹は「魯論」を中心に同じく今文の「斉論」と校合して作った「張侯論」を作り、さらに後漢末の鄭玄がこれを「古論」と校合して作ったのが現行の『論語』とされる。

孟子

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372-289

脚注

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  1. ^ a b 石本,青木 2017, p. 5.
  2. ^ 湯浅 2018, p. 238.

参考文献

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2017  ISBN 4896199413 NCID BB25182430

2016  ISBN 4623075095

2018 ISBN 462308275X

612015121-16CRID 1390576922113618432doi:10.57529/00000875ISSN 09188819NAID 120006538845 

関連項目

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外部リンク

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