土倉

鎌倉時代および室町時代の金融業者

土倉(どそう・とくら・つちくら)は、鎌倉時代および室町時代金融業者。現在の質屋のように物品を質草として担保とし、その質草に相当する金額の金銭を高利で貸与した。

語源

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金融業

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脚注

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注釈

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(一)^ [1]

(二)^ """"""""""[3]

出典

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  1. ^ 酒匂由紀子「戦国期京都の〈土倉〉と大森一族」(初出:『日本史研究』625号(2014年)/所収:酒匂『室町・戦国期の土倉と酒屋』(吉川弘文館、2020年) ISBN 978-4-642-02961-2) 2020年、P22-37.
  2. ^ 酒匂由紀子「応仁・文明の乱以前の土倉の存在形態について」(初出:『民衆史研究』94号(2018年)/改題所収:「応仁・文明の乱以前の土倉の存在形態」酒匂『室町・戦国期の土倉と酒屋』(吉川弘文館、2020年) ISBN 978-4-642-02961-2) 2020年、P56-57.
  3. ^ 酒匂由紀子「中世の〈土倉〉に関する解釈の淵源について」(初出:『法制史研究』68号(2019年)/改題所収:酒匂「中世の〈土倉〉に関する解釈の淵源」『室町・戦国期の土倉と酒屋』(吉川弘文館、2020年) ISBN 978-4-642-02961-2) 2020年、P81-104.

参考文献

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  • 奥野高広「室町時代に於ける土倉の研究」(『史学雑誌』44-8、1933)
  • 林屋辰三郎「東山文化とその社会的背景―洛中絵師土蔵に連関して―」(『中世文化の基調』東京大学出版会、1953所収、初出1950)
  • 野田只夫「中世京都に於ける高利貸業の発展」(『京都学芸大学学報A』2、1952)
  • 村山修一『日本都市生活の源流』(関書院、1955、後に国書刊行会、1984再刊)より土倉関係
  • 橋本春美「土倉の存在形態」(『史窓』19、1961)
  • 桑山浩然「室町幕府の徳政―徳政令と幕府財政―」(『室町幕府の政治と経済』吉川弘文館、2006、初出1962)
  • 須磨千穎「土倉による荘園年貢収納の請負について」(『史学雑誌』80-6、1971、『荘園の在地構造と経営』思文閣出版、2005)
  • 須磨千穎「土倉の土地集積と徳政」(『史学雑誌』81-3、1972、同前)
  • 下坂守「中世土倉論」(日本史研究会史料研究部会編『中世日本の歴史像』創元社、1978)
  • 小野晃嗣「中世酒造業の発達」「室町幕府の酒屋統制」(『日本産業発達史の研究』法政大学出版局、1981)
  • 小泉義博「戦国期の金融「百卅銭」」(『北陸史学』40、1991)
  • 中島圭一「中世京都における土倉業の成立」(『史学雑誌』101-3、1992)
  • 中島圭一「中世京都における祠堂銭金融の展開」(『史学雑誌』102-12、1993)
  • 桜井英治「商人の家・職人の家 訴訟文書からみる」(朝日百科日本の歴史別冊『歴史を読みなおす 13 家・村・領主 中世から近世へ』朝日新聞社、1994)
  • 中島圭一「中世後期における土倉債権の安定性」(勝俣鎮夫編『中世人の生活世界』山川出版社、1996)
  • 桜井英治「折紙銭と十五世紀の贈与経済」(勝俣鎮夫編『中世人の生活世界』山川出版社、1996)
  • 河内将芳「『晴富宿祢記』にみえる柳酒屋」(『戦国史研究』34、1997)
  • 渋谷一成「戦国期近衛家経済と貸借関係・洛中地子」(『立命館史学』25、2004)
  • 早島大祐「戦国時代の土倉酒屋役と室町幕府」(『首都の経済と室町幕府』吉川弘文館、2006、初出2001)
  • 桜井英治「土倉の人脈と金融ネットワーク」(村井章介編『「人のつながり」の中世』山川出版社、2008)
  • 三枝曉子「中世後期の宗教的結合と都市社会」(『歴史評論』770、2014)
  • 下坂守「衆徒の金融と神人の金融」(『中世寺院社会と民衆―衆徒と馬借・神人・河原者―』思文閣出版、2014)
  • 酒匂由紀子「応仁・文明の乱以前の土倉の存在形態について」(『民衆史研究』94、2018)
  • 酒匂由紀子『室町・戦国期の土倉と酒屋』(吉川弘文館、2020)
  • 松薗斉「伏見の土倉について―その文化史的アプローチ―」(『愛知学院大学人間文化研究所紀要・人間文化』35、2020)

関連項目

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