: Breeding color
海洋生活期のベニザケ(スモルト)
繁殖期のベニザケ

魚類の婚姻色

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両生類の婚姻色

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トノサマガエルは晩春~初夏の繁殖期になると雄だけが緑色だった体色が黄色がかってくる。その上指には婚姻瘤という膨らみが形成される。

アカハライモリはその名の通り通常は真っ赤な腹に黒い背をしているが、繁殖期になると雄の耳腺紫色になる。

爬虫類の婚姻色

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カメレオン科の中には雄の婚姻色の他、産卵前の雌が呈する「妊娠色」のある種がある。

鳥類の婚姻色

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鳥類にはつがいの形成期から繁殖期の前半期にかけて、嘴(くちばし)や脚などに特異な色が見られるものがある[1]。例えば、コサギの足の指は非繁殖期は黄色だが、つがいの形成期から繁殖期の前半期にかけて婚姻色の桃色に変化する[1]

脚注

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  1. ^ a b 安部直哉『野鳥の名前 名前の由来と語源』山と渓谷社、2019年、5頁。