市村賞(いちむらしょう)は、実業家・市村清の発案により、公益財団法人市村清新技術財団が主催する科学技術分野の賞である。

概説

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賞の種類

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市村産業賞

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優れた国産技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術研究者またはグループに授与する。本賞授与の場合は事業経営者とともに表彰する。ただし薬物およびソフトのみのものを除く。

市村産業賞
賞の種類 件数 副賞
本賞 原則1件 賞金(2000万円)、記念碑
功績賞 原則2件 賞金(500万円)、記念碑
貢献賞 原則5件 賞金(300万円)、記念碑








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西
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市村学術賞

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大学ならびに研究機関で行われた研究のうち、学術分野の進展に貢献し、実用化の可能性のある研究に功績のあった技術研究者またはグループに授与する。

市村学術賞
賞の種類 件数 副賞
特別賞※ --- 賞金(2000万円)、記念碑
本賞 原則1件 賞金(2000万円)、記念碑
功績賞 原則2件 賞金(500万円)、記念碑
貢献賞 原則5件 賞金(300万円)、記念碑

※特筆に値するものに限る。

受賞候補は所属機関長(総長・学長、研究科長、理事長、研究所長等)の推薦により受け付けられる。過去に奨励賞(現功績賞)、アイデア賞(現貢献賞)も存在した。

特別賞受賞者
  • 青柳克信、原民夫
    • 受賞理由:新しいビームプロセス技術とビーム源の開発に関する研究
  • 坂村健
    • 受賞理由:リアルタイム性に優れた基盤ソフトウエアの研究・開発
  • 香取秀俊
    • 受賞理由:光格子時計の提案・実証による新たな原子時計手法の確立
本賞受賞者
  • 菅野了次
    • 受賞理由:超イオン伝導体創成と全固体電池開発
功績賞受賞者
  • 大松繁(第28回)
    • 受賞理由:知的OA化のためのニュ―ロ貨幣識別システム
貢献賞受賞者
  • 吉田國雄(第15回)
    • 受賞理由:長寿命大出力フラッシュランプの開発

市村地球環境産業賞

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地球温暖化防止に関する産業分野を対象に、優れた国産技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術研究者またはグループに授与する。

市村地球環境産業賞
賞の種類 件数 副賞
特別賞 --- 賞金(2000万円)、記念碑
功績賞 原則1件 賞金(500万円)、記念碑
貢献賞 原則2件 賞金(300万円)、記念碑

※ 特に顕著な業績に対して贈呈することがある。

市村地球環境学術賞

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地球温暖化防止に関する地球温暖化対策に関する学術分野を対象に、大学ならびに研究機関で行われた研究のうち、 顕著な成果により当該学術分野の進展に多大な貢献をされた個人またはグループに贈呈する。

市村地球環境学術賞
賞の種類 件数 副賞
特別賞 --- 賞金(2000万円)、記念碑
功績賞 原則1件 賞金(500万円)、記念碑
貢献賞 原則2件 賞金(300万円)、記念碑







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沿革

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  • 1968年12月12日 - 財団法人新技術開発事業団の設立が認可される。
  • 1968年12月16日 - 市村清、死去。この後、遺産が財団に寄贈される。
  • 1969年 - 第1回市村賞。
  • 1976年 - 第8回市村賞より授与対象が産業の部と学術の部に分けられる。
  • 1990年 - 第22回市村賞より産業の部、学術の部をそれぞれ「市村産業賞」「市村学術賞」とする。
  • 2018年 - 第51回市村賞より市村地球環境学術賞、市村地球環境学術賞を加える。

脚注

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  1. ^ 市村賞贈呈”. 公益財団法人市村清新技術財団. 2023年1月29日閲覧。

外部リンク

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