幼馴染
文化としての幼馴染
幼馴染の男女を扱った物語は昔から﹃伊勢物語﹄﹃大和物語﹄の﹁筒井筒﹂のように存在する。特この幼馴染という設定は戦後の漫画、アニメにおいても頻繁に活用された。そして、再会する設定だけでなく昔からずっと交遊関係にある設定も用いられてきた。
サブカルチャーにおいて幼馴染がさらに注目されるようになったのは、1990年代から美少女ゲームを中心に、主人公の人間関係を示すのに多用されはじめ、特にメインヒロインの設定として愛用されるようになったことがあげられる。特に、﹃ときめきメモリアル﹄などの大物タイトルでの登場は、幼馴染ブームの火付け役としては十分なものであった。
このような作品における幼馴染キャラクターの典型的な類型は以下のようなものである。
●家が隣同士、もしくは近所で幼少時から家族ぐるみの交流がある。
●同じ学校の同じクラスに通っている、あるいは近所であることから登下校を共にする。
●友人などから仲を冷やかされる状況にある。
●昔の出来事や秘密を共有しており、そのことで互いにからかったり、思い出にひたったりする。
●相手を恋愛対象として見ていないが、何かのきっかけでそのことに気づかされる。
●従兄妹及び従姉弟といった場合、住居を共にしている場合もある。
論考
脚注/出典
- ^ コナンドリル 2003, p. 12.
- ^ コナンドリル 2003, p. 19.
参考文献
- 少年サンデー特別編集プロジェクト編 編『コナンドリル』小学館、2003年5月。ISBN 9784091794024。