文化部文化資産局
文化部文化資産局︵ぶんかぶぶんかしさんきょく、Bureau of Cultural Heritage(BOCH)) は中華民国︵台湾︶の文化部に属し、歴史的建造物、遺跡、古くからの生活共同体、遺物および文化的景観を保存・修復する責任を果たす機関。守備範囲はさらに伝統芸能や民俗文化、その他台湾の伝統的文化にも及ぶ。[2]
文化部文化資産局 | |
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文化部文化資產局 | |
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組織の概要 | |
管轄 | ![]() |
本部所在地 | 台中市南区 |
行政官 |
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上位組織 | 文化部 |
ウェブサイト | www.boch.gov.tw (中国語) |
組織
編集組織は局長をトップとし、その下に副局長、主任秘書を置き、さらに下記の部課局がある。[4]
- 総合企画部(綜合規劃組)
- 古跡集落部(古蹟聚落組)
- 古物遺跡部(古物遺址組)
- 伝統芸術民俗部(傳藝民俗組)
- 文化資産保存研究センター(文化資產保存研究中心)
- 秘書室
- 主計室
- 公務倫理室(政風室)
- 人事室
文化財の分類
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﹁文化資産保存法﹂では以下のように文化財を分類し登録しており[5]、後述﹁外部リンク﹂節の﹁文化資產總覽﹂から検索できる。ただし、分類は法律と一致していない。﹁自然地景﹂は行政院農業委員会管轄であるため[4]。
(一)古蹟、歴史建築、聚落
(二)遺跡
(三)文化景観
(四)伝統芸術
(五)民俗及び関連する文物
(六)古物
(七)自然地景
2016年11月時点における検索ページ上の分類と件数を挙げる[6]。2014年12月時点の統計を元にした研究では、建築物全体の約半数が日本統治時代のものであるという[5]。
- 古蹟:855件
- 歴史建築:1284件
- 聚落(集落)建築群:13件(うち、重要1、一般12)
- 考古遺跡:45件(うち、国定8、直轄市定21、県市定16)
- 文化景観:58件
- 伝統表演芸術、伝統工芸:308件
- 民俗:186件
- 古物:1546件
- 保存技術:98件
脚注
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(一)^ “局長介紹”. 文化部文化資產局. 2016年11月6日閲覧。
(二)^ “Bureau of Cultural Heritage”. English.moc.gov.tw. 2013年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月22日閲覧。
(三)^ 王恵君; 二村悟; 後藤治 監修﹃図説台湾都市物語 : 台北・台中・台南・高雄﹄河出書房新社︿ふくろうの本﹀、2010年、5頁。
(四)^ abc“文化遺産、文化省の局の”. 文化部文化資產局. 2016年11月6日閲覧。
(五)^ abc宮畑加奈子﹁台湾文化資産保存法における歴史的,文化的価値を有する﹁建築物﹂概念の変容について : 植民統治期の遺物から土地の記憶ヘ﹂﹃広島経済大学研究論集 HUE journal of humanities, social and natural sciences﹄、広島経済大学経済学会、95-111頁、2015年。ISSN 0387-1444。
(六)^ “文化資產總覽”. 文化部文化資產局. 2016年11月6日閲覧。