日輪舎(にちりんしゃ)はかつて岐阜県各務原市に存在した施設。川崎造船所(現:川崎重工)少年院修練道場や、各務原少年訓練所、岐阜少年院などに使用され、円形の建物が特徴であった。

日輪舎(1953年撮影)。左に写り込んでいるのは岐阜少年院

概要

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1便19431813宿使194919521955姿


建物の構造

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12 - 13m6 - 7m2m20

2m宿

42m

地元在住者の証言

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日輪舎は川崎造船の少年修練道場でしたので、当時、青年部長をしていた私は、仲間の工員を連れて一泊の夜間講習会をよく利用しました。会社の一日の仕事が終わってから、仲間と隊列を組み、軍歌を歌いながら徒歩で日輪舎まで行きました。そこで川崎造船少年修練道場の先生から講義を聞いて、夜は宿泊でした。終戦後、日輪舎は在日朝鮮人の一時収容所として使われました。日本に強制連行された中部・北陸・関東地方の朝鮮人が、列車や船の手配ができるまで、朝鮮人連盟の世話で一時期を日輪舎で過ごしましたことを私はよく覚えております。(74歳、男性) — 『各務原市民の戦時体験』p.64

参考文献

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  • 各務原市(編著)『各務原市民の戦時体験』各務原市、1996年
  • 岐阜少年院『岐阜少年院史』岐阜少年院、1985年

関連項目

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  • 日輪兵舎 - 円形建築の元になった、茨城県にあった施設。