朝鮮民主主義人民共和国の交通
道路
編集「朝鮮民主主義人民共和国の高速道路」も参照
燃料が不足しており、またマイカーがほとんど保有されていないことから、道路交通の役割は二次的である。道路の大半は未舗装であり、車両の大半は軍用車で占められているとみられる。交通は右側通行になっている。片側2車線の高速道路も存在し、平壌-開城高速道路、平壌-元山観光道路、平壌-香山観光道路の3路線があるが、通行車両は少ない。
都市間の移動は、軍などが所有するトラックの荷台に乗って移動するというものが一般的であったが、近年、平壌を中心に、主要都市間を結ぶ長距離バス網が整備されている[4]。2011年時点では、人民保安部︵警察︶運営の﹁116機動隊﹂と、人民武力部︵軍︶運営の﹁ウルリム会社﹂の2社があった[5]が、その後、﹁ウルリム会社﹂は上納金を滞納したために解散させられ、同社の権益は他社へ移管された[6]。バス運賃は、当局が﹁限度価格﹂を設定しているものの、実際にはガソリン価格や物価に連動して変動する﹁実勢価格﹂であるという[7]。また、バスターミナルは各道の人民委員会によって管理されている[8]。
以下は、主な路線である[9][10]。
鉄道
編集詳細は「朝鮮民主主義人民共和国の鉄道」を参照
国内には約5,200キロの路線網があり、うち約4,500キロは標準軌である。また約3,500キロが電化されている。
施設の整備が適切に行われていないため、橋梁やトンネルといった構造物の老朽化が著しい。平壌から新義州市を経て中国に通じている平義線は最重要の幹線であり、橋梁やトンネルも少ないため、整備状況がもっともよいとされるが、それでも旅客列車の表定速度は時速40キロ台である[11]。
列車本数は少ないものの、道路が未整備であることから、旅客、貨物とも鉄道輸送の占める割合が高い。
首都の平壌直轄市には、同国唯一の地下鉄とされる平壌地下鉄がある。また、平壌直轄市と清津市では、路面電車が運行されている。
航空
編集海路
編集脚注
編集
(一)^ Time Table - Air Koryo
(二)^ 全航路時刻表 - 中外旅行社
(三)^ 国際列車 時刻表 - 中外旅行社
(四)^ アジアプレス・ネットワーク﹃リムジンガン﹄第5号 ＜北朝鮮の市場経済＞市場の力が作った長距離バス網
(五)^ ﹃リムジンガン﹄第5号、120ページ。
(六)^ ﹃リムジンガン﹄第5号、129ページ。
(七)^ ﹃リムジンガン﹄第7号、85ページ。
(八)^ 同上。
(九)^ ﹃リムジンガン﹄第5号、122ページ。
(十)^ ﹃リムジンガン﹄第7号、86ページ。
(11)^ [1] 北朝鮮経済の現状と今後の展望に関する調査研究報告書︵2010年3月 財団法人国際経済交流財団︶39ページ
関連項目
編集外部リンク
編集- Time Table - Air Koryo
- 朝鮮観光情報 - 中外旅行社
- 全航路時刻表（朝鮮へのアクセス） - 中外旅行社
- 国際列車 時刻表（朝鮮へのアクセス） - 中外旅行社
 | この項目は、朝鮮に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:朝鮮）。 |
 | この項目は、交通に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています。 |