株式相場
狭義には株式市場で形成された株価を、広義には株式市場や株式投資を指す
株式相場 (かぶしきそうば)は、狭義には株式市場で形成された株価を指し、広くは株式市場や株式投資を指す意味においても使われる。
概要
編集格言
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●人の行く裏に道あり花の山
もっともよく使われる格言で、千利休の句とも伝わる。人が群がる道を避けて、裏道を行けば花の山があるという意味で、常に市場では大きな下落場面で買って、人気が出て出来高が増え株価が高騰した時に売り抜けよ、と言われる[1]。
●見切り千両
株価が想定を下回って逆方向に動いた際には、そのまま持ち続けることでさらに大きな損失を被ることが多く、思い切って反対売買をした方がよいとする格言[3]。
●相場は相場に聞け
相場の動きは決して自分の思い通りになるものではない。我を通さず相場の動きに耳を傾け謙虚になれという格言[4]。
●当たり屋につけ
自分であれこれ思い迷うよりは、当たり屋にチョウチンを点けた方がよいとする考え。﹁人の行く裏に道あり花の山﹂とは逆であり、相場が単純ではないことを表している。正反対の格言に﹁曲がり屋に向かえ﹂がある[2]。
●買いたい弱気売りたい強気
買いたいときには弱気になって買えない、売りたいときには強気になって売れないという、希望的観測を戒める格言。﹁高値おぼえ 安値おぼえ﹂もほぼ同じ。ウォール街には﹁相場に過去はない﹂という格言もある[2]。
●相場の器用貧乏
小手先の売買では目先の小さな利益しか得られない。大きな利益を売るためには、目先ではなく大きく構えての長期的視野が必要という意味。相場の器用貧乏を戒める格言としてさらに﹁名人になるより素人らしく﹂、﹁早耳の早耳だおれ﹂、﹁目先観で相場を張るな﹂、﹁名人は相場の怖さを知る﹂などがあり、ウオール街にも﹁筋の耳うちは信用するな﹂、﹁必ずしも市場にいる必要はない﹂という格言がある[2]。
●遠くのものは避けよ
自分がなじみがない会社の株よりは、普段日常的に接している親近感がある株式を選べという意味。すなわち、投資のヒントは身近に転がっていることのたとえ。もう一つの意味は、株式市場に出回る情報︵材料︶には、出所が確かでない情報が多く、確かめるすべもない。そういう情報に振り回されるなの意味で、類似の格言に﹁虫の好かぬ株は買うな﹂がある[2]。
●備えあれば迷いなし
株式相場で最も重要なことは、売買に対して確固たる自信と決断である、少しの迷いもあってはいけない。ギリギリの資金で相場を張っていると、切羽詰まった感情にとらわれ、適切な措置が取れなくなることを戒めた格言[2]。
関連項目
編集脚注
編集出典
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(一)^ ab“︻格言から相場を読む︼人の行く裏に道あり花の山-さすが千利休。目の付け所が違う”. 2020年5月31日閲覧。
(二)^ abcdef“日本証券業協会 株式市場の心構え集”. 2020年5月31日閲覧。
(三)^ “日本証券業協会 投資の時間﹁見切り千両﹂”. 2020年5月31日閲覧。
(四)^ “大和証券 投資の格言﹁相場は相場に聞け﹂”. 2020年5月31日閲覧。