株札
概要
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/59/Kabufuda_set.jpg/400px-Kabufuda_set.jpg)
競技種目
編集おいちょかぶ
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人数制限はない。花札で代用する場合には、雨︵11月︶と桐︵12月︶を抜いた40枚を使用する。
●札の数を合計して、その大小や役の強弱を競う競技で、トランプのブラックジャックと類似する。単に﹁カブ﹂と呼ばれることもある。
「おいちょかぶ」を参照
京カブ
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人数制限はない。花札で代用する場合には、雨︵11月︶と桐︵12月︶を抜いた40枚を使用する。
﹁おいちょかぶ﹂と似ているが、以下の違いがある。
●場に、五,六,七,八の4枚の札を子から見て左から並べて置いて場札[4]とする。親は、山札から1枚取って確認してから、自分の前に裏向きで置いて胴札とする。
●子は、場札のいずれかに賭け、親は2枚目を子に配り、これを撒札という。親の2枚目は見せない。
●親は、子に3枚目の打札を必要かを聞いて、要求する者に配る。このとき、賭けた場札と打札の計が3以下なら必ず貰い、7以上だと請求できない。10︵零︶なら任意。親にこの縛りはない。
●3枚が同じ数字の揃カブ︵おいちょかぶで言う﹁嵐﹂︶は、親の九一︵クッピン︶に勝てない。また、四一︵シッピン︶の役はない。
●十︵0、10。三枚が七,九,四など︶はブタでなく﹁笑い﹂と呼ばれ、親子とも引き分けになる︵賭金は子に戻される︶。したがって一︵3枚が四,二,五など︶が最弱となる。
引きカブ/打ちカブ
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2人から5人が適正。﹁おいちょかぶ﹂や﹁京カブ﹂のように場札に賭けるのではなく、まず全員が参加料︵例えば、チップ5点と決めておき、降りることになっても戻らない︶を同額を場に出し、手札を1枚ずつ配ったあと、順番に山札から2枚目を引き︵必要なら3枚目も︶、九に近い人の勝ち。親と子の勝負ではなく、参加者全員の中で勝敗を決める。
●役は﹁嵐﹂と﹁九一︵クッピン︶﹂のみ。降りない人はチップ︵例えば1点︶を追加し、降りる人が出尽くして、全員と勝負の合意が取れたら一斉に手札を公開する。勝者が複数なら賭金を山分けする︵端数は左席が優先︶。
●ほかのカブ競技と異なり、手札が非公開なので、駆け引きはポーカーフェイスの読みだけになる。
ボーピン/ボーニ
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﹁入の吉﹂や﹁金青山﹂といった48枚の地方札を使用する︵花札でも代用可︶﹁引きカブ﹂の一種。2人から5人が適正。﹁引きカブ﹂の要領で3枚まで札を引くことができ、親と子がその数の合計で勝敗を決める。十、馬、切の各4枚の札のことを﹁亡絵︵ぼうえ︶﹂と呼ぶ。親が亡絵とピン︵1︶を引けば、﹁ボーピン掻きたくり﹂と称して、子の賭金をすべて取ってしまう。また、親が3枚とも亡絵を引けば、﹁三亡笑い﹂と言って、この合計よりも数の多い子の勝ちとなる。親が亡絵と2の札を引いた場合も親の総取りとする﹁ボーニ﹂という選択ルールもある。
三枚カブ
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﹁入の吉﹂や﹁金青山﹂といった48枚の地方札を使用する︵花札でも代用可︶。人数制限はない。馬と切は十として扱う。裏向きで3枚一組で三組を場に出して、子に賭金を張らせる。親は自分用に3枚を用意して、親と子がその数の合計で勝敗を決める。子が勝てば賭金の4倍を親が支払う。子が負ければ賭金は親に没収される。
五枚カブ
編集最大8人までの競技で、全員が参加料を場に出した後、手札5枚が配られる(親が5枚の山札を複数作り、子が順番に山ごと取って自身の手札にする場合もある)。3枚を使って、札の数値の合計が10の倍数になるようにして、残りの2枚の数の合計で勝敗を決める。どうやっても3枚で10の倍数が作れなければ即負けが決まる。
「五枚株」を参照
十枚カブ/相撲取りカブ
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主に四国地方で遊ばれ、北陸地方では﹁相撲取りカブ﹂と呼ばれる。人数制限はない。10枚を場札として晒す。この場札は一から十までを1枚ずつとする場合もある。場札に対して子に賭金を張らせる。親は自分用に2枚を用意して、残りは山札とする。親は1枚ずつ場札に札を配って、親と子がその数の合計で勝敗を決める。子が勝てば賭金の4倍を親が支払う。子が負ければ賭金は親に没収される。
エイ目作り/カブ作り
編集最大5人までの競技で、一人に手札9枚、もしくは10枚が配られる。各自で手札を見た上で3枚1組のカブ目を3組作り、手札10枚の場合は余った1枚は死絵となり勝負には使用しない。3組をそれぞれ上段、中段、下段と縦に自分の前へ伏せて置く。同額の賭金を出し合い、まず上段の札を表にして、札の数の合計で勝敗を決める。次に同額の賭金を出し合い中段の勝負、下段の勝負を行う。親と子の勝負ではなく、参加者全員の中で勝敗を決める。
誰
編集2人から4人。赤ピンを除いた39枚の札を使用する。各自に9枚ずつ配って、余った3枚を晒す。この晒された3枚の合計が標準値となり、配られた札で、標準値の組み合わせ3組を作った人が勝ちとなる。誰もできない場合には、2組を作った上で、残りの3枚を合計して、「おいちょかぶ」と同様に、一の位の大きさで勝敗を判定する。親と子の勝負ではなく、参加者全員の中で勝敗を決める。
指込/指絵
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﹁入の吉﹂や﹁金青山﹂といった48枚の地方札を使用する︵花札でも代用可︶。2人。3枚ずつ手札を配り、その数の合計で勝敗を決める。それぞれ1枚を捨て、山札から1枚を引いて、交換することができる。
高目
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﹁入の吉﹂や﹁金青山﹂といった48枚の地方札を使用する︵花札でも代用可︶。人数制限はない。山札から2枚を伏せた状態で場に出して、そのどちらかに賭けさせる。同数の場合には、1枚ずつ札を引いて合計数で勝負する。
十目
編集各自が均等額の賭金を出した上で、一人が各自に伏せた状態で1枚ずつ配り、さらにもう1枚ずつ配る。この手札2枚の数の合計で勝敗を決める。合計10が一番強く、11以上は十の位を無視する。(つまり、カブよりも十が強い)
樺太カブ
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人数制限はない。一から六まで一組の株札を使用する。各自、銅貨を6枚と白紙を用意して、親は一から六の札から一枚を選んで伏せる。子はその数を当てようと銅貨の枚数で場に出し、その上に白紙を乗せて隠してから賭金を添える。子が当たれば賭金の4倍を親が支払う。子がはずれると賭金は親に没収される。任天堂では﹁大一六﹂という専用の札を製造していた。