桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!
﹃桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!﹄︵ももたろうでんせつタッグマッチ ゆうじょう・どりょく・しょうりのまき︶は、ハドソンから2010年7月15日に発売されたPSP向けボードゲーム。桃太郎電鉄シリーズ第20作。ダウンロード版は2011年1月11日から2011年11月13日までPlayStation Storeで配信されていた。
ジャンル | ボードゲーム |
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対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
ディレクター | さくまあきら(ゲーム監督) |
音楽 |
関口和之 池毅 |
美術 | 土居孝幸 |
シリーズ | 桃太郎電鉄シリーズ |
人数 | 1 - 4人(対戦) |
メディア |
UMD ダウンロード |
発売日 |
2010年7月15日 2011年1月11日(ダウンロード版) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
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PlayStation Portable向けに発売された唯一の桃太郎電鉄シリーズ。ソニーの家庭用ゲーム機向けタイトルとしてはPlayStation 2版の﹃桃太郎電鉄16北海道大移動の巻!﹄以来。
2010年4月15日に正式タイトルを発表するまでは﹁桃太郎電鉄T﹂という仮称で呼ばれていた。本作では、﹃桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻﹄のゲーム内容をベースに、2つのチームに分かれて競う﹁桃鉄タッグマッチ﹂モードなどの新要素が追加されており、Wii版﹃2010﹄からマップの地形など、ゲームバランスが一部変更されている。
プロレスのタッグマッチにちなみ、本作のオープニングでは東京ドームや国技館をバックにして、夜叉姫・浦島太郎・金太郎・イヌ・サル・キジがプロレスラーに扮して登場している。
CMイメージキャラクターは山本梓︵﹃2010﹄から続投︶、川島邦裕︵野性爆弾︶、くまだまさし、福島善成︵ガリットチュウ︶、吉田サラダ︵ものいい︶[1]。またCM内のBGM﹁それいけ!桃鉄﹂の歌唱をテツandトモが担当した。
日本を舞台とした家庭用ゲーム機向けシリーズとしては、ハドソンが開発・販売した最後の作品である。
また、本作は土居孝幸がすべてのキャラクターのデザインを手掛けた最後の日本を舞台とした家庭用シリーズタイトルとなっている[2]。
ゲームモード
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ひとりで桃鉄
1人用のモード。以下の3つのゲームで対戦可能。
いつもの桃鉄
1-100年の中から設定した年数をプレイして総資産を競うモード。携帯ゲーム機では初めて100年までプレイできるようになった。人間プレイヤー1人と、COMキャラクター2人で対戦する。
桃鉄3年決戦!
3年プレイして総資産を競うモード。人間プレイヤー1人と、COMキャラクター2人で対戦する。初めから1億円と﹁急行周遊カード﹂﹁ぶっとびカード﹂を1枚ずつ持ってゲームが開始し、﹁いつもの桃鉄﹂とはゲームバランスが一部異なっている。
桃鉄タッグマッチ
チームに分かれて総資産を競う、桃太郎電鉄シリーズでは唯一の団体戦モード。﹁1人vs2人﹂﹁1人vs3人﹂﹁2人vs2人﹂のうちいずれかの組み合わせで2チームに分かれ、各チームの合計総資産で勝敗を競う。プレイ年数は1-10年の間で設定可能。
このモードでは基本的なルールやゲームの流れは﹁いつもの桃鉄﹂と同様で、持ち金や物件は各プレイヤーごとに所有するが、手に入れたカードはチーム内全員で共有する。また、一部のカードは1枚でチーム全員に効果が及ぶ︵例‥﹁デビルカード﹂﹁エンジェルカード﹂なら同じチームメンバーそれぞれのターンで持ち金増減が発生し、﹁お殿様カード﹂なら1枚で目的地に入れなかったメンバー全員に利益が出る︶。また、他のプレイヤー全員に効果が及ぶカード︵﹁冬眠カード﹂﹁ふういんカード﹂など︶は、同じチームのメンバーにも効果が及ぶ。
みんなで桃鉄
2-4人で、上記の3つのゲームで対戦するモード。なお、﹃20周年﹄﹃2010﹄などと同様に人間1人でCOMキャラクター3人と対戦したい場合は、このモードでゲームを開始してからゲーム中の﹁その他﹂コマンドでプレイヤーの設定を変更する必要がある。
前作からの変更点
編集この節の加筆が望まれています。 |
●人間2人以上で対戦する場合は、1台のPSPを共有してプレイするか、アドホック・モード︵人数分のPSPとソフトが必要︶を利用してプレイする。
●オンライン対戦はPlayStation 3の﹁アドホック・パーティー﹂を使用する。
●本作のみ、ターンの順番に関係なくプレイヤーの汽車の色を任意で選べるようになった。
●携帯機向けタイトルでは初めて最大プレイ年数が100年となった。
●本作では、カード袋が急行系・便利系に分かれており、急行系は5枚、便利系は8枚まで所持することができる。前作﹃2010﹄でも同様の仕様が取られていたが、携帯ゲーム機向けタイトルとしては﹃桃太郎電鉄Gゴールド・デッキを作れ!﹄以来のカード袋分類の復活である。
●本作はカード袋が急行系・便利系に分類されている最後のシリーズタイトルとなっている[3]。
●マップ上の山や建物などのグラフィックが2Dに書き直されている。
●月初めのカレンダーのイラスト︵﹃2010﹄の流用︶や、マップのオブジェがアニメーションしない。
●本作は月初めにカレンダーイラストが表示される最後のシリーズタイトルとなっている。
●鶴橋の2マス東が奈良になるなど、マップの地形が一部変更されている。
●﹁銀河鉄道﹂︵﹁銀河鉄道カード﹂および﹁銀河の夢カード﹂︶と﹁ボンビラス星﹂が存在しない。﹃桃太郎電鉄WORLD﹄で復活。
●ゲストボンビーは﹁エアプレンボンビー﹂﹁バクレツボンビー﹂に加え、本作で新たに﹁ツルギボンビー﹂が登場。﹁ツルギボンビー﹂は取り付いたプレイヤーの独占している物件駅を1ターンに1駅ずつ破壊し、その駅の物件を誰も所有していない状態にする。ただし、﹁プロテクトカード﹂で保護されている物件駅や﹁桃太郎ランド﹂がある岡山は攻撃の優先順位が最も低い。
歴史ヒーロー
編集登場駅
編集本作初登場の楽曲
編集- 池毅作曲
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- 武勇のツルギボンビー
エンディングテーマ
編集関連書籍
編集- 桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻! 公式パーフェクトガイド
- 2010年、ソフトバンククリエイティブ発行・発売、ISBN 978-4-7973-6174-2
- 旨いべさ! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 北海道 東北編 - ISBN 978-4-7730-9987-4
- 旨いでぇ! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 北陸・関東・中部・近畿・海外編 - ISBN 978-4-7730-9991-1
- 旨かばい! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 中国・四国・九州・沖縄編 - ISBN 978-4-7730-9992-8
- いずれも笠倉出版社から発行・発売、さくまあきら監修の下、桃鉄グルメ研究会より著作された。本作のベースとなった『2010』に登場する食品物件などの実物が掲載されている他、土居孝幸による主要キャラクター(桃太郎・夜叉姫・金太郎・浦島太郎・貧乏神・キングボンビー)の設定資料(三面図・表情集・ポーズ集)や、各地域で販売された桃太郎電鉄グッズ、さくまあきらへのスペシャルインタビューなどが掲載されている。本作に同書の広告が同梱されていた。
脚注
編集外部リンク
編集- 桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2011年6月23日アーカイブ分)
- ダウンロード - 桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻! 公式サイト - ウェイバックマシン(2011年6月23日アーカイブ分)