僧正

僧綱の一つ
権僧正から転送)

僧正(そうじょう)は、中国の南朝と日本で仏教の僧と尼を統括するために僧侶が任命された官職(僧官)の一つである。

中国

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65251

百済

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新羅は北朝系の制度を置いたことが知られるが、百済の僧官について伝える史料はない。日本での僧正の導入に百済僧が関わっていたこと、また南朝と百済の密接な関係から、百済も南朝にならって僧正を任命したのではないかとする説がある[1]

日本

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3262441317[2]

324

脚注

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出典

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  1. ^ 井上光貞「日本における仏教統制機関の確立過程」、『日本古代国家の研究』333-334頁。
  2. ^ 『日本書紀』推古天皇32年4月戊申(3日)条、戊午条(13日)、壬戌(17日)条。新編日本古典文学全集『日本書紀』2の585-587頁。

参考文献

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  • 小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守・校注・訳『日本書紀』2(新編日本古典文学全集3)、小学館、1996年。
  • 井上光貞「日本における仏教統制機関の確立過程」、『日本古代国家の研究』、岩波書店、1965年。井上光貞著作集第1巻として1985年、ISBN 4-00-091001-9

関連項目

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外部リンク

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