横笛

横笛︵よこぶえ、おうてき、ようじょう、おうじゃく︶は、横に構えて吹く笛︵木管楽器︶の総称である。演奏者は、笛の胴の長さに垂直な方向に、アンブシュア孔と交わるように息を吹き込む。

代表的な横笛である西洋コンサートフルート

代表的なものに西洋コンサートフルート︵いわゆるフルート︶、インドの古典的な笛︵バーンスリーおよびヴェヌー︶、中国の笛子、西洋のファイフ、数多くの日本の笛、テグム︵大笒︶、チュングム︵中笒︶、ソグム︵小笒︶といった朝鮮の笛がある。

日本の横笛には、龍笛、篠笛、能管、神楽笛、高麗笛などがある。龍笛︵竜笛︶は横笛と書いて﹁おうてき﹂﹁ようじょう﹂とも呼ぶ。

関連項目

●シャクハチ類

●平家物語 - 横笛という通称の人物が登場する。建礼門院の雑仕女。平重盛の家来斎藤時頼︵滝口入道︶の恋人で、出家した時頼の後を追い尼になった。
●伊東酒造の清酒の銘柄、横笛︵よこぶえ︶。平家物語の登場人物を思い描いて造られた。

●全日本横笛コンクール