海防・塞防論争(かいぼう・さいぼうろんそう)とは、1870年代において、国防方針を巡って戦わされた論争である。

概要

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海防論

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国防の重点を欧米諸国の進出が進む沿海部に置く政策。

塞防論

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国防の重点を内陸の辺境部に置く政策。沿岸部におけるヨーロッパの進出は、領土獲得を目的としていないと考える左宗棠により主張され、海防論と対立した。

参考文献

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  • 細見和弘「防衛の重点は沿海か、それとも内陸か〈近代中国の社会と論争2〉」『月刊しにか』第8巻第5号、大修館書店、1997年4月。