測雲器
測雲器(そくうんき、英:nephoscope)は、気象観測で、雲向および雲速を計る装置である。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/27/Besson_comb_nephoscope.png/220px-Besson_comb_nephoscope.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2d/Nephoskop_01.jpg/220px-Nephoskop_01.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2a/Nephoskop_02.jpg/220px-Nephoskop_02.jpg)
概要
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ベッソン型は、高さ3mほどの支柱の柱頭に、水平な腕木が渡され、腕木は柱頭を中心に回転し得、腕木には釘歯状の突起が等間隔に植えられている。
測雲するには、雲がちょうど腕木の中央の釘歯ごしに見える位置に観測者の眼を置き、腕木を回転させて雲の進行方向に一致させ、その釘歯から隣の釘歯まで雲が移動するのに要した時間を計測する。
こうして雲の移動方向と比例速度を得ることができる。
他方で雲高がわかれば、雲高と眼・釘歯間の高さとの比を、比例速度に乗じれば、真高度が得ることができる。