田島和生
日本の俳人
経歴
編集
石川県加賀市に生まれる。小学5年時、国語教諭に作品を褒められた、という理由で俳句を始める。高校3年時、旺文社主催の高校文芸誌コンクール俳句の部にて山口青邨の入選を受ける。金沢大学文学部哲学科入学後、沢木欣一の俳誌﹁風﹂に入会、師事する。楠本憲吉の特選となる。大学卒業後、新聞社に入社。愛媛県にて勤務時、﹁えひめ歳時記﹂を2年間連載する。のちに﹁えひめ俳句歳時記﹂として出版。1985年、林徹主宰の俳誌﹁雉﹂の創刊同人となる。2002年より大峯あきら代表の超結社同人誌﹁晨﹂の同人となる。大阪俳句史研究会にも参加する。2005年、第20回俳人協会評論賞を[新興俳人の群像﹁京大俳句﹂の光と影]で受賞。2008年、林徹の逝去後、﹁雉﹂主宰を継承する。 現在、俳人協会評議員、日本現代詩歌文学館評議員。京都朝日カルチャーセンター俳句講師。
作風
編集即物具象と写生の正統俳句を沢木欣一、林徹より継承。「鵙鳴いて連山は胸ひらきたる」等、奇を衒わず、自分の足元を見据えての作句を続ける。