﹃研辰の討たれ﹄︵とぎたつのうたれ︶は歌舞伎演目である。1827年に起きた敵討ちを題材として二世金沢竜玉が書き同年9月に上演された﹃敵討高砂松﹄などの先行作品を参考に、1925年に木村錦花が雑誌﹁歌舞伎﹂に発表した﹃研辰の討たれ﹄を平田兼三郎が脚色して同年12月に歌舞伎座で初演され、2代目市川猿之助が守山卓次︵研辰︶を演じた。[1]2001年に野田秀樹がこの作品をもとに脚本を書き演出した﹃野田版研辰の討たれ﹄が歌舞伎座で初演され、5代目中村勘九郎が守山卓次を演じた。
- ^ 『吉例顔見世大歌舞伎』歌舞伎座、2019年。 (2019年11月歌舞伎座公演筋書)