古くは東大寺の荘園が広がり、その財源の一翼を担っていた。
県内の水田面積の半分の約2万ヘクタールの水田が広がる大稲作地帯である。
九頭竜川、足羽川、日野川の3大河川によって運ばれた土砂による堆積平野であり、平坦で肥沃であるが排水は悪い。
さらに、九頭竜川は名前にあるように竜のごとき暴れ川であり、水害に悩まされてきたため、日本一と言われるほどの大規模治水事業が行われた。
あわせて、土壌改良、排水改良も行われたため、長く水稲単作だったが畑作が行われるようにもなり、なかでも六条大麦の作付面積は国内最大級となっている。