秋山佐和子
経歴
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山梨県東山梨郡後屋敷村︵現山梨市︶生まれ。旧姓、堀内。山梨英和中学校・高等学校、國學院大學文学部卒。岡野弘彦に師事し、1974年﹁人﹂短歌会入会。1985年、﹁応答に抑揚ひくき日本語よ - 宮柊二の歌とともに﹂で第3回現代短歌評論賞次席。日本語教師として働くかたわら、1990年の第5回﹁現代短歌を評論する会﹂にて﹁フェミニズムを体現した歌人たち﹂のテーマで研究発表。以後、三ヶ島葭子などの女性歌人を中心に﹁青鞜﹂の女性運動について研究を行うようになる。
1993年、﹁人﹂解散に伴い藤井常世主宰の﹁笛﹂に参加。2002年、﹁玉ゆらの会﹂を結成、主宰となる。2003年、﹃歌ひつくさばゆるされむかも 歌人三ヶ島葭子の生涯﹄で第1回日本歌人クラブ評論賞を受賞。2012年、﹁青鞜﹂に関わった歌人原阿佐緒と三ヶ島葭子の研究で第8回平塚らいてう賞を受賞。
著書
編集- 空に響る樹々 歌集 砂子屋書房, 1986.4
- 同 現代短歌社〈第1歌集文庫〉, 2013.5
- 晩夏の記 歌集 砂子屋書房, 1993.4
- 母音憧憬 砂子屋書房, 1996.1
- 羊皮紙の花 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2000.5
- 歌ひつくさばゆるされむかも 歌人三ヶ島葭子の生涯 TBSブリタニカ, 2002.8.
- 秋山佐和子歌集(現代短歌文庫) 砂子屋書房 2004.2
- 現代語訳樋口一葉 山梨日日新聞社, 2005.7 山日ライブラリー
- 彩雲 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2005.6
- 半夏生 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2008.9
- 茂吉のミュンヘン 秋山佐和子歌集 角川書店 2008.8 21世紀歌人シリーズ
- 原阿佐緒 うつし世に女と生れて ミネルヴァ書房・ミネルヴァ日本評伝選 2012.4
- 星辰 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2013.6
- 少女おもひで草 -「少女号」の歌と物語- (三ヶ島葭子/秋山佐和子) 角川学芸出版, 2014.4
- 長夜の眠り 釈迢空の一首鑑賞 角川書店.2017.4
- 豊旗雲 砂子屋書房, 2020.5
参考
編集- 『文藝年鑑2011』(新潮社、2011年)
- 歌集『空に響る木々』略年譜(現代短歌社〈第1歌集文庫〉、2013年)