表決数(ひょうけつすう)は、合議制の機関が議事を議決するために必要な最小限度の数をいう。一般の定足数議事定足数というのに対して、表決数を議決定足数ともいう[1]

概要

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本来、議事機関はその構成員全員の意見が一致することが最も理想的とされる[2]全会一致)。しかし、現実には構成員全員の意見を一致させることは難しく、全会一致を原則とすれば議事機関は何らの決定もなしえずその責務を果たせなくなる[3]。そこで表決数が設けられる。

多数決の原則

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[1][4]



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議会

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国会

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[7]562

562[5][1][1]818920[1][8]23517632483

562

(一)3255

(二)32571

(三)32582

(四)32592

(五)32961

562[9][10]

50


地方議会

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会社の合議制機関

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、457頁
  2. ^ 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、456頁
  3. ^ 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、456-457頁
  4. ^ a b c 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法Ⅲ(第41条~第75条)』 青林書院、1998年、117頁
  5. ^ a b 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、731頁
  6. ^ a b 参議院総務委員会調査室編 『議会用語事典』 学陽書房、2009年、274頁
  7. ^ 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、730頁
  8. ^ 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法Ⅲ(第41条~第75条)』 青林書院、1998年、96頁
  9. ^ 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法Ⅲ(第41条~第75条)』 青林書院、1998年、118-119頁
  10. ^ 松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、459頁

関連項目

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