Array Notationen:Jonathan Bowers2002


定義

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1 2 

1 

21 



31
 

231211

4


  22131



41

性質

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33 

431142214

{2,b,c,d,,z}

{2,{2,b-1,c,d,, z},c-1,d,,z}



{2,X,1,d,,z} (X)

{2,2,{2,X-1,1,d,,z},d-1,,z}

{2,2,Y,d-1,,z} (Y)

{2,{2,1,Y,d-1,,z},Y-1,d-1,,z}

{2,2,Y-1,d-1,,z}

{2,2,Y-2,d-1,,z}

{2,2,1,d-1,,z}

{2,2,1,1,,z}

{2,2,1,1,,1}

{2,2}

4

31223314514



#

21BEAF(2021)1

 

チェーン表記との比較

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4つ組の配列表記による巨大数は、コンウェイのチェーン表記レベルの巨大数となり、5つ組の配列表記による巨大数は、ピーター・ハーフォードによる拡張チェーン表記(あるいは回転矢印表記)レベルの巨大数となり、6つ組以上になるとそのレベルを超える。

4つ組配列表記と非拡張チェーン表記

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  • a→a→(b-1)→2<{a,b,1,2}<≒a→a→b→2
    • {a,b,1,2}とa→a→b→2の両者は矢印表記の段重ねの形にすると、a↑↑…↑↑aのb段重ねの形になるところは同じだが、末端は配列表記だとaとなるのに対し、チェーン表記だとaaとなる。

abc2

{a,c,1,2}abc2{ab,c,1,2}

{a,b,2,2}abc3233123

aa(b1)3{a,b,2,2}aab3

{a,c,2,2}abc3{ab,c,2,2}

{a,b,c,2}caabcc

aa(b1)(c1){a,b,c,2}aab(c1)

{a,c,d-1,2}abcd{ab,c,d-1,2}

4
  • {a,b,1,3}<≒a→a→a→b→2
  • {a,b,c,3}<≒a→a→a→b→(c+1)
  • {a,b,c,d}<≒a→a→…(d+2変数)…→a→b→(c+1)

5つ組配列表記と拡張チェーン系表記

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ここでは、ピーター・ハーフォードによる拡張チェーン表記を示す。回転矢印表記との比較については回転矢印表記#他表記との比較を参照。

  • {a,a,a-1,b-1}<≒a→2b
  • {a,b,1,1,2}<≒a→2b→22
  • {a,b,2,1,2}<≒a→2b→23
  • {a,b,c,1,2}<≒a→2b→2(c+1)
  • {a,b,1,2,2}<≒a→2a→2b→22
  • {a,b,2,2,2}<≒a→2a→2b→23
  • {a,b,c,2,2}<≒a→2a→2b→2(c+1)
  • {a,b,1,3,2}<≒a→2a→2a→2b→22
  • {a,b,c,3,2}<≒a→2a→2a→2b→2(c+1)
  • {a,b,c,d,2}<≒a→2a→2…(d+2変数)…→2a→2b→2(c+1)
  • {a,a,a-1,b-1,2}<≒a→3b
  • {a,b,1,1,3}<≒a→3b→32
  • {a,b,c,d,e}<≒a→ea→e…(d+2変数)…→ea→eb→e(c+1)

巨大数の近似の例

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この表記法では、巨大数の近似の例は次のようになる。

  • グラハム数≒{4,65,1,2}
  • コンウェイのテトラトリ(チェーン表記で3→3→3→3)≒{27,3,2,2}
  • ふぃっしゅ数バージョン1≒{4,64,1,1,2}
  • ふぃっしゅ数バージョン2≒{3,3,1,1,64}
  • {3,3,2,2,1,2}<旧バード数<{4,3,2,2,1,2}

また非拡張配列表記で定義され、名前が付けられた数としては、テトラトリ、スーパーテット、ジェネラル、ペンタトリ、スーパーペント、ヘキサトリ、クワドリーゴル、イテラルなどがある。

関連項目

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