直接金修復法
(金歯から転送)
特徴
編集金修復および修復材料としての金箔の利点欠点について。
利点
編集
●表面が汚染されていない場合、常温で分子結合が起きる。
●加圧によって容易に溶接が可能。
●展延性によって辺縁封鎖性に優れている。
●十分な硬さを有している。
●唾液等で溶解せず、腐食もない。
●歯牙の変色が起きない。
●生体為害性がない。
●処置が短期間︵ほとんどが1回︶で済む。
欠点
編集
●金色が目立つ。
●熱伝導率が高すぎる。
●操作性が悪い。
●充填時に槌打することによって、痛みや不快感を与えることがある。
適応
編集- 初期齲蝕
- 磨耗症
なお、金自体には歯質接着性を持たないため、便宜形態として起始点を形成する必要がある。
禁忌
編集- 広範囲に及ぶ齲蝕
- 歯髄腔が大きいために、十分な窩洞形成ができないもの
- 著しい咬耗症
- ラバーダム防湿が難しい場合
- 根未完成歯
- 槌打に耐えられない患者