鋼管杭(こうかんくい)とは、地中に打ち込む鋼製の杭のことである。
鋼管杭が発達していない頃には、杭基礎としてマツの丸太などが打ち込まれていた。
1938年︵昭和13年︶に建設が開始された新丸ノ内ビルヂングの例では約10000本のマツ丸太の使用が計画されていた[2]。
一方、鋼管杭は水平抵抗力が大きい、貫入性能が優れている、溶接接合により長尺杭の施工が可能、杭長さの調節も可能といった特徴があり[3]、日本工業規格などで規格化︵例‥JIS A 5525︵鋼管ぐい︶︶されると従来の木杭などを一掃して普及した。
- ^ 技術紹介・鋼管杭鋼管杭・鋼管矢板技術協会ホームページ
- ^ 新丸ビル、地下工事だけ許可『東京朝日新聞』1938年12月25日
- ^ “鋼管杭の特徴”. 鋼管杭・鋼矢板技術協会. 2022年10月23日閲覧。