震天 (エンジン)
概要
編集震天(A6)
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1933年︵昭和8年︶1月に海軍の主導により開発が開始され、最大出力920馬力を目指した。1934年︵昭和9年︶8月に1号機完成。
同年に開発が始まった九試中型飛行艇の搭載発動機として震天二一型が採用されたが、1939年︵昭和14年︶には製造が打ち切られた。
ハ6(A7)
編集生産数
編集三菱社内にも本発動機に関する資料は少なく正確な生産数は不明であるが、震天、ハ6の各型を合わせて119基と見積もられている。
主要諸元
編集震天21型(A6-FS2)
編集- 形式:空冷星型14気筒
- 気筒径×行程:140mm×170mm
- 排気量:36.7L
- 全長:1,718mm
- 全幅:1,309mm
- 乾燥重量:602kg
- 離昇馬力
- 1,200HP / 2,360RPM
- 公称馬力
- 950HP / 2,250RPM(地上)
- 1,200HP / 2,250RPM(高度850m)
- 1,020HP / 2,250RPM(高度1,950m)
参考文献
編集- 松岡久光、中西正義 「三菱 航空エンジン史 - 大正六年から終戦まで - 」 グランプリ出版、2017年8月、p.43-45。