頭中将

律令制における日本の公家官職の呼称。また、『源氏物語』の登場人物

頭中将(とうのちゅうじょう)は、日本律令制における公家官職の呼称の一つ。位階四位殿上人で、蔵人頭蔵人所の実質的な責任者)と近衛中将近衛府の次官)を兼任した者に対する通称。

官職の通称としての頭中将

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源氏物語の頭中将

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頭中将
詳細情報
肩書き 太政大臣
家族 左大臣 大宮
配偶者 右大臣の四の君
子供 柏木紅梅弘徽殿女御雲居の雁玉鬘近江の君
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使使4退54239

設定

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人物

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妻子

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殿殿姿

姿


脚注

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  1. ^ 林大樹「近世蔵人頭に関する基礎的考察」國學院大学国史学会『国史学』217、2015年/改題所収:「近世の蔵人頭について」林『天皇近臣と近世の朝廷』(吉川弘文館、2021年) 2021年、P44-46.
  2. ^ 『源氏物語講座』 3巻、有精堂、1971年、357-365頁。 
  3. ^ 権中納言になったときに源氏は内大臣、内大臣になったときには源氏は太政大臣、最終ポストも頭中将が太政大臣であるのに対して源氏は准太上天皇である。

参考文献

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  • 橋本義彦「頭中将」『国史大辞典 10』、吉川弘文館、1989年。ISBN 978-4-642-00510-4