飛天
飛天(ひてん)とは仏教で諸仏の周囲を飛行遊泳し、礼賛する天人。仏像の周囲(側壁や天蓋)に優美に描写されることが多い。
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/30/Taghbostan-2.jpg/220px-Taghbostan-2.jpg)
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特徴
編集歴史
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その起源はインドと言われるが、オリエントの有翼天人像がシルクロード経由で伝わったものともされ、はっきりとは分からない。
ペルシャ辺りを起源とする有翼天人はゾロアスター教で空中から飛来するとされる精霊︵フラワシ Frawashi︶を象ったものともされ、ターク・イ・ブスタン︵サーサーン朝︶やパサルガダエ︵キュロス大王宮廷跡︶など古代ペルシャ遺跡にその姿が見られる。
これらの表象はエジプトやメソポタミアにも波及、イスラエルの天使やギリシャのエロス、ニケといった有翼神像にも影響を与えた。
仏教の飛天はそれらオリエントの神々と異なり翼を持たないことが特徴である。しかしガンダーラから西域では有翼像が見られている。多くは天衣︵はごろも︶をまとった女性像として描かれるため﹁天女﹂とも呼ばれる。