13日は金曜日 PART25/ジャクソン倫敦へ


13 PART25/198813SF2

ストーリー

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宿

宿?

作品概要

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本作の世界ではジャクソンを主人公にしたホラー映画がPART25においてまで大ヒットしており、言わばジャクソンは「映画の中から飛び出してきた存在」である。製作者によって殺人鬼として生み出されたジャクソンは、映画の外の世界でも冷徹に人を殺し続けることを宿命づけられている。そして、彼に襲われる若者達もまた、抵抗空しく殺される宿命を負わさせている。幾らジャクソンが人を殺すことに空しさを感じていても、若者達がジャクソンに応戦しようとしても、これらの宿命からは決して逃れられない。本作では「運命が本人の意思とは無関係に決められている」カルヴァンの予定説のような世界が展開しており、この映画はそんな中で運命から逃れようと必死にもがき苦しむ者たちの姿を、突き放した視点から残酷に映し出しているのである。ジャクソンの父親がジャクソンに吐き捨てる台詞や逃げようとする女性にジャクソンが予言する場面やラストシーンにおいて殺人に疲れきったジャクソンがある物を見て絶望するラストなど作品の至る所でこのテイストは顕著に見ることができる。